おぼんろ
『パダラマ・ジュグラマ』

正直、こんなにはまるとは思わなかった…。

八幡山に観に行った時、
開演前に語り部達が客席で馴染みのお客さんとかと話をしている姿を見て、
ちょっと感じた疎外感。

たいした感想の言えない私は、
基本的には演者さんと絡むのが苦手です。
いや、
絡みたいのだけれど、
自分があまりにも何も言えない奴だと知っているので
絡めないんだな。
不器用なんです…
多分。

そんな、
なんとなく、
雰囲気に、
若干の不安感を抱きつつ、
ものがたりの世界に誘われた訳ですが…。

目を閉じて、
想像する。

そこから紡ぎ出されたものがたりは、
とても哀しく、
とても切なく、
とても美しく、、、

近年稀にみる大号泣の観劇となったのでした。

私の観劇史上、
間違いなく3本の指に入る作品となった、
『パダラマ・ジュグラマ』

実は、
前回の本公演の、
『ビョードロ』
日程もほぼ決めて、
あとは予約ボタンをポチッとするだけ!
というところまでいって、
何故か行くことをやめてしまった…

あの時の私を思い切り殴ってやりたい。

舞台との出会いは一期一会。

『ビョードロ』
ではなく、
『パダラマ・ジュグラマ』
という作品でおぼんろに出会えたことは
きっと必然。

八幡山で3回。
王子で4回。

宝物のような時間だった。


大千穐楽。
目標の動員数には残念ながら届かなかった。

届かなかったという事実を突き付けられて、
取り繕う訳でもなく、
冷静な振りをする訳でもなく、
素直に感情を剥き出しにする姿に
この人達の本気を見た。

シアターコクーン行きたい。

ほんとにそう思った。

そんな、
おぼんろと出会った、
2014年、
夏。

宝物です。
ホチキス
『妻らない極道たち』
@吉祥寺シアター
6/5 19:30開演(初日)

面白かった!!
面白かった!笑った!ってだけじゃなく、良い舞台だったなぁ…と。

小玉さんが演じるのは、権藤組の女組長。
ひょんなことから
組員行きつけのスナックで結婚相談所を
やることになったんだけど、
このあけみ結婚相談所、非常に行きたい(笑)

権藤組長の言う言葉が、
ほんと心に沁みるのだ。

『女が何故丸いか知ってるか?
それはな、河原の石みたいに
いろんなとこにぶつかって、苦労して、
だから丸いんだ』

みたいなことを言うんだな。

沁みるのだ。

ほんとは魔女だ、とか、
なんかよくわからない言語だとか
突拍子もないような内容なのに、
違和感なく受け入れて楽しめた。

こういうのは楽しんだもん勝ちだ。

山崎さんがめちゃくちゃかっこよかった。
思わずTwitterフォローした(笑)
風琴工房『proofー証明ー』
@SHIBAURA HOUSE
5/27 19:30(初日)

ガラス張りのビルの5階。
角にウッドデッキ、木のテーブルと椅子が2つ。
ウッドデッキ脇の柵や周りには緑。
そしてウッドデッキの向こうにはガラス越しに都会の夜景が。
素敵すぎる…!

『proofー証明ー』はとても有名な戯曲らしいけど内容は知らずに観劇。
しかし、席のチョイスを完全に失敗し、前の体格のいい男性により舞台中央が全く見えない(-_-;)途中で諦めたけど、そのおかげで(?)ガラスに反射する役者の顔がなんとも素敵なことに気付けたのでよしとしよう。

金丸さん、今回も素敵だったなぁ。
ハルとしては信じて欲しいところで信じてくれなかったりする部分はとても嫌だけれど、キャサリンにキスをする直前、
『あ、キスしたい』
と思ったであろう瞬間がものすごく素敵で、もう叫びだしたいくらい(笑)
キャサリンがやったという”証明”を目にした後は”男”としてより”数学者”として生きることを知らぬ間に選んでいたんじゃないかと思う。
でもラストではきちんと”男”としても”数学者”としてもキャサリンに向き合っていたように思えたから、なんか救われた。

金丸さん、ほんと素敵すぎる。


そうそう。
アンケートに『最近観た劇団(演目)は?また、これから観る劇団は?』
みたいなヤツにぼくとしょって書きかけて止めた(笑)