皆様今年も本当にお世話になりました!
もう耳にも口にもタコなので言いたくなんかないのですが、一年が過ぎ去るスピードの猛烈さ。「あっという間」どころか「あ」の発音をしようと口を開けた瞬間にお正月から大晦日まで駆け抜けている。これ、私の年齢によるものだとばかり思っていたのですが、日頃接する20代前後のアーティストたちもおんなじように嘆いている。平面化・均質化に歯止めがかからない現代特有の感覚なのかもしれませんね。それはそれとして受け止め強く生きるのだ!この一年私が生きた軌跡、このブログに書いた記事を順番に振り返り今年の締めくくりといたします。毎年この忘年会はその年の事はその年の事として、気分を一新するため年が明けたら削除してきましたが、あんまり意味ないなぁと気づきましてW、今回から残しておくことにします。君子は豹変するのです。適当な言い訳を済ませたら今年も感謝を込めて、レッツラゴ!
まずは1&2月。【夏江狂ヘリ】のタイトルは、ご推察通り夏目漱石ロンドン留学時のエピソードからのダジャレ。内容を書くに当たり、三保の松原周辺を実際に訪れ写真を撮ったり資料を集めたり作家まがいのことをして楽しかったです。実は3~4年前まで私自身が夏江とおんなじコースを自転車で度々走り回っていたもので、その感覚が活かせる作品を書けて幸せでした。何度も通っているコースでも改めて取材しないと分からない事ばかりで新鮮でもありました。もっと軽い感じの楽しいヤツにするつもりだったのですが、最後とか結構ヘビー。でもよく書けてると思いますよ。真冬に「夏江」という季節感の無さも令和らしさを象徴する意図された演出です。うそです。行き当たりばったりです。
3月は【ケセラセラ~】の8~10で、ジャマイカ編。日記を読み返しながら当時を思い出し丁寧に書いたつもりですが、ほんとに自分に起きた事なのかと疑いたくなるエピソードばっかし。でも全部なんの誇張もないまったくの事実です。10の麻薬に関する部分とか、なかなかいい事言ってるじゃんと自画自賛W。
4月は【悪沢P38】。言うまでもなく「ワルサーP38」の ダジャレですねW。「次に何書こうかな」と思いながらぼんやりテレビを眺めていたら、NHKでサドの番組をやっていた。全然ファンではないのですが、昔バタイユとかと絡めて独学したことがあり懐かしさもあって番組を楽しみました。そのまんまじゃつまらないので私流にサドを料理して【悪沢~】を書かせて頂きました。「丸い木の戸の佐渡」で「マルキド・サド」ですよ。伝わってますよねW?
5月は【ケセラセラ~】11~13でしょうか。12の「じゃんがー」。今年の夏の選挙も来なかったなぁ。家のすぐ近所に小学校の同級生が住んでいて、会ったらじゃんがーの事訊いてみようと思っているのですがそういう時に限ってまったく会わない。用の無い時はもういいよってくらい偶然あちこちで顔を合わせちゃうのにW。世の中そんなもんですよねぇ。13の「加部ちゃん」。改めてこうやって書くとジャマイカとおんなじで話に現実感が無く本当に実在する人物なのかと疑っちゃうW。でも彼についてのエピソードも全部まったくの事実なのであります。なかなか私、面白い人たちに囲まれて豊かな人生を歩んでいるのかも。
6月は【でくの坊主】。公開後、アクセス数があり得ないほど爆発してついにPC壊れたのかとビビった日がありました。理由を推理してみました。ちょうどその頃「ヒロアカ」の連載が終わるとかで世の中が騒いでいらっしゃいました。私、アニメ版の主題歌アーティストの日頃の姿はよくよく知っておりますが、作品の内容についてはかけらも知らない。【でくの坊主】公開後、随分してから(確かアメトーークで)ヒロアカの主人公が「でく(どう表記するのかも知りません)」さんであることをようやく知りまして、あのアクセス数爆発、もしかしたらヒロアカ目当てで検索した人が間違ってこっちに来ちゃったのかもと考えました。だとしたら災難でしたね、ごめんなさいW。作品の内容自体はヒロアカに負けないくらい意味のある事書いてるんじゃないかと思うんですけどね。アメブロの検索のシステムを理解していないので見当外れの推理かもしれませんが。
7&8月は【続・階段のシーハナ~】。最終回6の最後の2行、その前までで終わりにするつもりで書いてきたら突然天から降ってきて自分で驚くというW。すかさず書き足しましたが、見事なエンディングになっているとまた自画自賛W。タイトルの元ネタ、狩野英孝さん司会のCS番組「怪談のシーハナ聞かせてよ。」。昨年末クリスマスの頃の収録回。怪談社の糸柳寿昭さんが披露した「メリクリ」というお話があまりにも素晴らしく、消せずにハードディスクに残してあります。こんな語り口でこんなお話が書けたらなとこのシリーズの目標とさせて頂いております。
9月は【ケセラセラ~】の15。7月の14と合わせ、タイトルの元ネタ、お分かりでしょうか?14は国木田独歩、15は北野映画です。誰が分かるのだろうW。その15には「十三月革命」のMV撮影について書きました。撮影場所、【夏江狂ヘリ】の舞台とモロに重なりました。私はまったくノータッチ。やっくんがロケハンしてくれて、ほんとに偶然選んだのがまさにあの場所、夏江とちゃりん子チエが沈んだ海の真ん前。2人に呼ばれたとしか思えないのです。
9月【ひまわりのまわり】から11月【漁師もつれ】までは、これをベースに何倍かの長さにも書き換えられるラフスケッチみたいな作品たちです。どれも荒削りのまんまなので説明不足や調整不足に見える部分もあるかもですが、それはそれとしてラフな味わいをラフに楽しんで頂けたら幸いです。【告白の仮面】は三島由紀夫パロディ。【坦と他坦】は洋菓子店が舞台なので「タルトタタン」のダジャレであることは明白でしょう。ブルーハーツの「歩く花」を勝手に拝借。別の視点に無理矢理捻じ曲げましたW。「ロバート・キャパ」とか「量子もつれ」とか、そもそもタイトルの元ネタが伝わるかどうかの微妙なラインを敢えて攻める勇気を褒めて欲しいW。バカなことやってるなぁと笑って欲しいW。
11月の【ケセラセラ~16】。これ以上のエッセイは書けないというくらい頑張って書きました。「今もなお流動中~」と書いた通り、ここまでは序章。ほんとの激動はこれから起こるのだと私の直感が言っています。昔からこのブログをお読み下さっている方にはご理解頂けるかと思いますが、私がこのブログに書いたこと、結構な頻度で現実化します。長嶋さんへのスカウトがその代表例。スピ系の能力がある訳ではありません。目の前の現実を冷静に見つめ、その後の展開をシンプルに予感しているだけ。この記事の話はここでは終わらない。行き場を失った情熱が噴き出す場所を求めているのだから。道を歩いていたら突然後ろから魔法の絨毯に足を掬われ乗せられて、高度1万mまで一気に舞い上がりそこからの景色を半年間見せつけられた末に魔法の絨毯突然消滅。普通は地上へ真っ逆さま、死ぬのです。長嶋さん、普通じゃないから。ここからまだまだお話は続く。そう信じている。長嶋さんを守り続けるドラマの神の粋な采配を信じている。そして【お知らせ】のツーマンライブ。寒波襲来の夜、無事に熱く熱く開催されました。思う事いっぱいあり過ぎてまだまとまっていないので、いつかどこかでしっかりと書かせて頂きます。一つだけ。今年は凄まじい激動に襲われ瀕死の日々に沈む長嶋さんですが、この一夜ですべてを取り返したのでは。ここから意識の組み換えが起こるのでは。そう感じるくらい素晴らしい夜でした。歌田さん、ガチで殺しに来てくれたこと、心の底から感謝します。これを待っていた。これができるのあなたしかいないんだから。長嶋さんの現状、知るはずもないのに天才の直感で何かを感じ取ってくれていたのでしょう。本当に本当にありがとうね。そして会場、記事中予想した通り寂しいお客様の入りでした。この天才2人で十数人。あのバンドがドームで数万人。"数字"って、要するにそういうものなのです。当てにしていたら、ホンマモンが見えなくなるのです。このブログも同じ。アクセス数一桁上等。いいね・コメント・リブログ0上等。内容だけは、何万の数字に飾られているどんなブログにも負けていませんので。あとそうだ、歌田さんのX、フォロー0に戻ってたなぁ。マネした訳では全然なく私も同じスタイル。読者さんやフォロワーさんに興味がないとか要らないとかじゃまったくなく、このスタイルじゃないと続けられないだけ。同じ心の病気を持ってるから彼女の気持ちはよく分かるのです。
12月初めは【やみうさぎタロ】の15。タロを書いている最中、今日本中でこんなくだらないこと考えてるのって自分だけ?と何度も思います。それが楽しいW。内容、「メリクリ」「大晦日」「あけおめ」のダジャレって分かりますよね?ほんとくだらないなぁW。あとタロの公開時間、初期は「紙兎ロペ」の放送時間に合わせて朝の6:53にしていたのですが、そのことずっと忘れていたW。思い出したのでこの回から復活。誰も気づかない誰も気にしないこういうどうでもいいことにゴチョゴチョこだわれるのもタロを書く楽しみの一つなのかも知れません。ずっと続けていきたいシリーズです。
なんか一年中ダジャレばっか書いてることに気がついたW。ダジャレって、今では「オヤジギャグ」の一言でくくられてバカにされるだけの物に成り下がっておりますが、私は小学生の頃からこんな事ばっか考えていた。「オヤジ」ではなく、「言語脳が特殊な発達をした天才」と呼んで頂きたいW。来年もこんな事ばっか書いていきますよ。去る者は去れ!来る者はいないW!
ここからは上に入りきらないお話を書かせて頂きます。
【ケセラセラ~15】に書いた齋藤飛鳥さん。静岡では15の公開後に放送された「ハマスカ放送部」ココイチの回。2週ブチ抜きでココイチの素晴らしさを齋藤さん他4組のタレントさんが楽しく伝えてきた2週目の最後の最後。各タレントさんお奨めのメニューがそれぞれの前に運ばれてきて、一口食べてニッコリ、「ほらやっぱりこれが一番おいしいんです!」でオーラスの齋藤さんへと繫ぐ。彼女の前にはカレーはもちろんトレイ3つ分のいろんな調味料などが運び込まれ、ズラリと並んだそれらを見てハマさんがそのセンスを大絶賛。あとは齋藤さんがカレーを一口食べて「おいしいです!」で大団円のはず。ここで彼女が放った一言。「いや、食べないですけど」彼女ができうる限り物を食べる姿をカメラに撮られたくない習性であることを知っているスタジオ内、大爆笑W。そしてほんとに食べずにエンディングへ。ココイチタイアップ企画のオーラスでココイチ食べないW。やっぱ凄いぞ、齋藤飛鳥W!どんなパンクスよりパンクじゃんW。嗅覚、判断力、実行力、更に肝っ玉がケタ違い。大昔、テレビが今とは違うあり方をしていた時代、たけしさんやダウンタウンにドキドキした感覚をまさか齋藤飛鳥さんから感じることになろうとはW。こう書くと、「こっちにこんな過激な芸人さんいるよ」「ネットを見てみ。型破りな奴なんて無限に溢れてるよ」と言われそう。そういうこと言ってる訳じゃないのです。端的に言えば、「刺激とは摩擦熱である」という事なのです。その人物が置かれている状況と、その人物が巻き起こす何事かとの間で発する摩擦熱が他者に刺激を与える。他者との間にも摩擦熱が生じる。それらすべての摩擦熱の総量が、他の誰をも凌ぐのが齋藤飛鳥さんだと言っているのです。彼女が立っている土俵で彼女のように振る舞えることの凄さを言っているのです。単体で摩擦熱は起こらない。他者を巻き込むスケールの大きさとインパクトのセンスで彼女に立ち向かえる者が見当たらないと言っているのです。テレビも世の中も見事にマシュマロマン化を完成し、どんな尖ったパンチを繰り出してもふわりふにゃふにゃぜんぶ吸収されてしまう。それに気づいた優等生たちが次々方向転換、別人みたいな生き残り方を見せ始める。君子は豹変するから仕方ない。でもちょっと寂しい。そこへ登場した齋藤飛鳥さん。スーパー優等生の芯はしっかり持ち続けながら、驚異の摩擦熱で刺激と笑いを生み出し届けてくれる。ある映画で見せたサンドバッグ打ち。パンチもキックも打ち方が本物。一流のトレーナーさんに付いてその見え方をしっかりと磨き上げてきたことが一目で分かる。7月放送「今夜は飲んで帰ろう」でゲーセンのパンチングマシーンで遊んでいた時、パンチの打ち方があまりにきれいで「えっ?」と驚いたのを思い出しました。この映画の時に鍛えたんだなぁ、納得。こういう努力ができる芯と、ハマスカで見せる破壊的なボケ。彼女を応援しないなんてあり得ないのです。昨年M-1敗者復活でMCをなさっていた齋藤さん。今年もやるのかな。きっとシレっと真面目に淡々と進行をこなして見せるのでしょう。実はどの出場者より面白いくせにW。その猫の被り方まで笑っちゃうW。これからもいっぱい笑わせて下さい!
5月6日、長嶋水徳-serval DOG-のライブスタッフとして下北沢CLUB Queさんへ伺いました。今更何をか言わんやの歴史ある超A級ライブハウス。こちらに正式な役職名は存じ上げませんが現場の責任者をなさっている高橋さんという方がいらっしゃいます。その風貌に表れているように、優しくて穏やかな本当に素晴らしいお人柄の方。3年程前、長嶋さんが長期入院療養から復活された時期に何度かお会いし大変お世話になった大恩人。最後にお会いしたのが確か22年の12月。随分ご無沙汰しちゃっている。きっと私のことなどお忘れだろう。伏し目がちにおどおど挨拶をする私に高橋さん、「ああ、お久しぶりです!」。東京のライブハウス。連日数組のアーティストとそのスタッフたちを次々相手にする目まぐるしさの極みの大変なお仕事。私も都内の様々なライブハウスへスタッフとして度々伺いますが、顔を覚えられることなどまずありませんで、行く度毎回初対面の空気でご挨拶することにもう慣れっこ。なので高橋さんが私のことを覚えていてくれたことに最初はビックリ。そしてちょっとしてから大感激がこみ上げてきました。「何を大袈裟なW」と仰る?早朝車に機材を積み込みハンドル握って東名で静岡から東京のど真ん中へ。満車だらけの駐車場を数か所巡りやっと見つけた1台分のスペースに駐車。ホッとする間もなく練習スタジオへ機材を搬入。練習終わったら機材を搬出、車に積み込み本番が行われるライブハウスへ移動。そこでも苦労して駐車スペースを確保。機材を下ろしたら会場へ搬入。リハから本番。物販が終わったら機材を搬出。車に積み込みサポートメンバーを都内のご自宅までお送りしてから深夜の東名で静岡まで。早くて朝3時頃帰宅。この間、ほぼほぼどなたとも笑顔でお話をすることなく緊張感でピリピリなんてこともしょっちゅう。なので高橋さんの優しさが心に沁みるのです。自分を自分として見て下さる方がいてくれることに感激しちゃうのです。こういう方がいらっしゃるから、CLUB Queが一流であり続けるんだろうなぁと納得させられた5月6日でした。
CLUB Queがハマスカ放送部で取り上げられたことがありました。音楽トリビア的なコーナーで、CLUB Queにまつわるみんなが知らなそうな情報を出演者が次々披露していく。私ならこれを言う。CLUB Queの客席、一番後方の壁際。床が緩やかに盛り上がった大きなマンホールの蓋になっていて、そのてっぺんに立つと1㎝だけ高い所からライブを楽しめるW。長嶋さんがその回にゲスト出演していたら事前に教えてあげてたんだけどなぁ。お礼に齋藤飛鳥さんのサインをお願いできたのになぁ。ああ、でもそうか。長嶋さん、タトゥーで地上波出演できないのか。変な肌色のテーピングを貼っ付けてまでテレビに出たい人じゃないもんなぁ。地上波のこのコンプラ、一体なんの意味があるのだろう。みんなが意味ないことを知ってるのに、ルールを変えられない。バカな中学の校則とかなら笑って済むかもですが、歴史上消せない人類の大失敗の数々もこれとおんなじ力学の渦の中で起こっている。だから地上波バカしか見ないと言われないためにも、長嶋さんをハマスカに出しましょう!インディーズだっていいじゃんか。魅力と才能あるんだからいいじゃんか。Year ミスター・テレビ局のプロデューサー、お願いするぜッ!愛し合ってるかいッ!?!?(ミスやミセスへの差別だと言われてもわしゃ知らん。文句はRCに言ってよねW)
9月24日、渋谷LOFT HEAVENで開催された長嶋さんの単独ライブ。来夏リリース予定の2ndアルバム収録予定曲をお客様に披露してその反応を伺いアルバム制作の参考にさせて頂く「リスニングパーティー」という企画。そしてこのライブ、【ケセラセラ~16】に書いた通り長嶋さんのメジャー事務所所属を賭けた個人オーディションも兼ねて行われました。半年間の経緯を見て来た私には結果は想像できるものではありましたが、それでも可能性ゼロではない。小心者の私は数日前から心臓バクバク緊張トップオブトップ状態。日頃の行いのお陰で天候にも東名の交通状況にも恵まれ少し早めに渋谷へ到着できました。時間を潰すため、LOFT HEAVENから六本木通りを渡ってすぐの喫茶店「青山壹番館」に入りました。そこで担当して下さった男性店員さん。信じられないほどの優しい物腰、丁寧な言葉遣い。令和のこの時代、どこのお店も接客には充分過ぎるほど気を遣って下さるのが普通ではありますが、ちょっと経験したことないくらいの丁寧さと親切さ。しかしこの店員さん、実はとんでもないおっちょこちょいW。テーブルの上の物を数センチ移動させるだけであっちをガチャリ、こっちをバタリW。椅子を運ぶとお店のきれいな壁に椅子の足をガコリッと突き刺し大騒ぎW。そして何事もなかったかのように落ち着き払って店内のお客さんに向け丁寧極まる謝罪のお言葉W。私、店の天井の隅をぐるりと見回して隠しカメラが無いか確認しました。ドッキリ番組の撮影かと思ったのです。男性ブランコのコントで平井さんが演じそうなおっちょこちょい店員が実在するとは信じられなかったから。カメラは発見できず、この店員さんは実在するのだと信じざるを得なくなりました。ふと気づきました。トップオブトップだった緊張が和らいでいる。店員さんの大立ち回りのお陰で心も体もゆったりほどけてリラックスしている。この日の私にとっては最高のサービス。日本にその風習はないので我慢しましたが、帰り際にチップを置いてきたい気分にさえなりました。こういう人大好きなんだよなぁ。また渋谷に行ったら寄ってみます!
お店を出た後、LOFT HEAVENから渋谷駅側へちょっと行ったとこにあるクロスタワーの3階テラスへ向かいました。尾崎豊さんの記念碑とファンの方々が書いた落書きで有名な場所。私はそういうタイプのファンではないのですが、一つ確認したい事があったので。金属製のモニュメント板の右下。あった!ありました!2016年に私が書いた落書き。白いマーカーで書いた文字がそのままきれいに残っていました!「そういうタイプのファン」丸出しじゃんかW。それはそれとしてW。渋谷へはしょっちゅう伺いますがここはちょっと外れた場所なので落書きして以降来ることがありませんでした。どこもかしこも再開発だらけの渋谷でこの場所が保存されていることの貴重さ。その有難味を噛み締めながら、長嶋さんのライブの成功を尾崎さんにお祈りした私でありました。
今年インスタで長嶋さんの名曲「ベッドルーム」のライブ映像がプチブレイクいたしました。その際どんなブレイクにも付き物のアンチコメントがいくつか寄せられました。いちいち相手にする気はないのですが、その中に「音楽ごっこ」という一言がありましたのでこのお話を書いておきます。21年10月、自宅アパート3階ベランダから飛び降りた長嶋さんは新宿の東京医科大学病院へ救急搬送。そこから成増厚生病院へ転院し、12月1日に退院するまで入院治療を行いました。入院当初、スマホも使えず他の録音機器ももちろん使えない厳重監視下の閉塞状況の中、浮かんでくるメロディーをなんとか記録しておきたいと願った長嶋さん。院内の公衆電話から電話を掛け受話器の向こうのボイスレコーダーに向け消え入りそうな声でメロディーを吹き込んだ。混乱・混沌に四六時中襲われて、自分の命がどうなるかも分からない極限状況の真っ只中。そこで長嶋さんが見つけた光は、命懸けで守ろうとした光は、自分の生を貫く「音楽」でした。その人に「音楽ごっこ」。知らぬが仏というかなんというかW。これをお読みの皆さんの中にネットの悪口で苦しんでいる方がもしいらっしゃったら、そんなものまったく気にしなくて大丈夫。ほっぽっときゃ悪意は勝手に風化します。風化しないもの。長嶋さんにとっての「音楽」を、私たちもそれぞれに探し出しそれを追い求めて生きていきましょうよ。他人の悪口言ってる暇なんか無い。人生「あっという間」。いや、「あ」の発音をする間もないくらい「あっという間」なんだからW。あと"ほっぽっとく"って静岡弁?"放っておく"という意味なのでありますW。
最後に年末らしく今年の私的流行語大賞発表!
上記の齋藤飛鳥さんによる『いや、食べないですけど』はもちろんランクインW。その他に2つ。厳密には昨年のものですが、私は今年の11月WOWOWの再放送で初めて観たので今年の言葉として扱います。氣志團万博2024あのちゃんの煽りVの中のワンフレーズ。『ちぇ、多動症。』お見事過ぎるッW!あのちゃん本人ではなくどなたか作家さんによるものでしょうが、あのちゃん自身も番組内のインタビューで口にしていたのでよっぽど印象に残ったのでしょう。精神科のお医者さん曰く、いわゆる多動症(ADHD)には2種類あるのだと。皆さんイメージしやすい体の動きに表れるタイプと、心の内で起こるタイプ。心の多動症。何かしたいと思いついた時、健康な方は順番に一つ一つ段階を踏んで目標へ向かいますが、それを一気に全部まとめて同時に解決しちゃわないと気が済まない。答えを一気に掴まないと収まらない。だからよく失敗する。周りに迷惑を掛ける。ごめんなさい。私がこれですW。娘もこれです。遺伝するそうです。いわゆる「天才」に多く見られる症状。慰めてくれてどうもありがとうW。そして最後の1つは『春さんに怒られる』。春一番さんに天国から「このバカヤローッ!」と猪木さんのモノマネで怒られるという意味ではありませんW。春ねむりさん。昨今政治的発言が急激にその鋭さを増しに増していて、私のようなノンポリは近づくことすらためらっちゃう現状。元々頻繁にお会いできる間柄ではありませんが、こちらの音楽仲間と話している時「そんなこと言ったら春さんに怒られるぞ」「その店行ったら春さんに怒られるよ」と言い合うことが何度かあった今年。言っておきます。決して揶揄している訳ではありません。表現に生きると決めた人が、何に遠慮する必要があるの?思いっ切りなんでもやればいいのです。思想の内容がどうこうではないのです。ここまで振り切って思う存分暴れていることが途轍もなくカッコいいなと思うのです。上記の長嶋さんの入院治療からの復活期。一番最初の音楽活動は春さんとのコラボ曲のレコーディングでした。そして長嶋さんの復活ライブ。ゲスト出演して下さった春さんはステージ上で「水徳ちゃんの才能が認められないなら世の中はクソ!」と言い放ちました。レコード会社から追放されその後どうなるのか真っ暗闇だったあの時の長嶋さんに、公の場でこれを叫んであげられる春ねむり。一生忘れません。長嶋さんは幸せ者なのだ。
確か昨年の忘年会のラストの方で「来年は私自身にも何か語るべき出来事が起こるかな?」と書いた記憶がうっすらございます。何も起こりませんでしたW。齋藤飛鳥さんと長嶋水徳さんについてしか書く事がない私の2025年。寂しいなぁ。侘しいなぁ。でも私にはこのブログがある。来年も頑張って書き続けます。突然記事のアップが止まったらPCか私の体が壊れたのだとお思い下さい。それ以外はなんとか書き続けます。くだらない事いっぱい書いていきます。時々は深い事も書いちゃいます。数年後、人生のラストに【X OUT】【TRIO】と真正面から向き合うガチガチのガチ作品を必ず公開します。それまでは、「言語脳が特殊な発達をした天才」にしか書けないダジャレ作品を次々と生み出していくことになるでしょう。地獄へようこそ。地獄でなぜ悪い?悪いに決まってんじゃん、地獄なんだからW。
それでは皆様良いお年を!
「ぷち」とは名ばかりの一万字読了、本当にお疲れ様でしたW!
お読みになる方が少なければ少ない程たくさん書いちゃう天邪鬼の悪い癖W。
こんなブログをお読み下さる奇特な方々には必ず幸運が訪れます。
良いこといっぱい起こりますよ!
どうかお幸せに!!!
来年も何卒よろしくお願い致します!!!