障害を盾にする者
ここ数日、車椅子に乗った障害者の書いたブログが話題になっています。http://blog.livedoor.jp/natirou/archives/52316146.html交通機関に事前連絡をせず、無人駅に車椅子を運ぶ人を4人用意して欲しいという要求を、読者の皆さんはどう思われますか?その後にアップしたブログには批判的な意見に対し、「私以外の障害者が外出する事を怖がっている」「差別や誹謗中傷はやめてください」という主旨の事が書かれていました。本来であれば大多数の批判的な意見に対し、なぜそう思われてしまったのか、自分の行いのどこが悪かったのかということを真剣に考えるはずです。私を含めた批判的な意見を持つ人は、障害者を差別しているわけでも誹謗中傷しているわけでもなく、伊是名夏子さんの異常な振る舞いに意を唱えているのです。彼女は事の一部始終を撮影して、その場でメディアに電話をかけ、記事にするように依頼をしています。大多数の人は、何かを訴えたいと思っても、記事にしてもらえるほどの影響力もその術もありません。医療費も、交通費も、娯楽費も、駐車場も、優遇してもらえることは何もありません。もし仮に、健常者がこれを「差別だ!」と訴えたらどうなるのでしょうか。「当たり前じゃん、健常者なんだし」という答えが返ってくるでしょうか。日本人は昔から「人様に迷惑をかけてはいけない」と教えられながら生きてきました。そこに、障害者、健常者は関係ありません。彼女は反省することもなく、何度でも同じ事をすると言っています。このような行為は、真っ当な方法でノーマライゼーションを実現しようとしている全ての人の努力を水の泡にしているのです。これこそ、健常者と障害者の分断はもとより、障害者と障害者を分断する行為ではないでしょうか?私は、障害を盾にして他人に迷惑をかける行為を心から軽蔑します。障害を持つ人も持たない人も、お互いを思いやり、共に暮らしやすい世界を実現するために、このような自分勝手な行動を決して許してはなりません。悪質なクレーマーに声には声をあげましょう。そこに、健常者も障害者もありません。真面目に生きている人が暮らしやすい世界を実現するために。日本第一党神奈川県本部事務局長 村田 沙織