オリンパス上告棄却・上告受理申立不受理6月28日付(オリンパスとY産業システム事業本部長執行役員=現在もなにもなかったように事業本部長執行役員のまま、の全面敗訴確定)の後の日経産業新聞記事~2012年7月6日

「オリンパスが除々に平時に戻りつつある。・・・」で、始まるこの日経産業新聞記事は、見事に私の裁判結果については、完全に目をそらしていますね。

オリンパス内部通報・報復いじめ事件における、オリンパス敗訴確定直後のこの記事を読むと、日本における人権問題、いじめ問題、そして常識意識っていったいなんなのだろう?と考えさせられてしまいます。

これ以上、特にコメントする必要はないくらいの気持ちですが、なんとかしなければならない日本社会であることには間違いないと、再認識しなければならないと強く感じるというか、考え込んでしまいます。


$オリンパス現役社員のブログ 「公益通報者が守られる社会を!ネットワーク」-1
日経産業新聞(2012年7月6日)引用

私の社内での処遇は、最高裁決定による勝訴確定の前と現在となんら改善はない、というか、仕事が全くない事態で、更に孤立化が顕著になっている状況です。それでも、毎日会社に行っている空しさ。この裁判についての、会社から、そしてオリンパス労組から社員への説明、声明など一切なし。何事も起きていなかったというがごとくの会社内です。そして、この添付記事。

判決確定からもうすぐ1ヶ月が経過しようとしています。

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コンプライアンス推進室とか、コンプライアンス室とか、コンプライアンスヘルプラインとか、コンプライアンス意識とか、「コンプライアンス」ということばが、あまりに「広義」で、なんとなく「文言としての、使い勝手だけいい」から、いろんなところで、その定義さえも明確に理解されないまま、「コンプライアンス」ということばだけが一人歩きしているとしか思えません。

「コンプライアンス」という言葉の正体とは、いったいなにか?オリパスコンプライアンス内部通報組織ぐるみのいじめ事件最高裁決定・社員完全勝訴確定判決を受けて、わが国において、コンプライアンスに意味の再点検が必要な時期にきたと思っています。点検・是正(公益通報者保護法改正に向けた消費者庁の調査開始も含めて)に着手しなければ、コンプライアンスことばによる、「正直者がバカを見る世の中が是正されない」、「長い裁判闘争を余儀なくされるコンプライアンス文言被害者、報復的集団陰湿いじめに合う被害者がどんどん増え続ける世の中になる」と思います。