オリンパスの企業風土は、「損失隠し事件」前と現在と何も変わっていない。

なぜか?

オリンパスは、自分の定めたコンプライアンスヘルプライン運用規程に守秘義務を破り、内部通報を理由とした制裁をし、重大な人権侵害をしたと、「東京高裁」と「東京弁護士会」から、認定されたにも関わらず、説明責任を一切果たさず、反省もしない、その姿勢を継続しているからだ。現経営陣も、なんという腐った根性だろうかと思わずにはいられない。

どんな、よい医療用機器を生み出しても、技術研鑽しても、「人権侵害問題」を隠蔽しているようでは、「腐りきった企業体質のままだ」と思われても仕方ないことだろう。「人権問題」が先のはずだ。「人権侵害しながら、それはそれで、よい医療用機器・内視鏡を作った」おかしな話だとおもわずにはいられない。

オリンパス内部通報告発漏れ制裁人事・人権侵害事件は、「最高裁」でなんらかの決着がつくことだろう。

オリンパスが上告したままである事実と、「人権侵害」などについて、説明責任を全く果たさない事実、とそういう姿勢は、「オリンパス再生の意志が本当なのかウソなのか」、「従業員を大切にするということが本当なのか、ウソなのか」などの「バロメーター」だろう。