オリンパスアメリカ駐在時代

まだ、手ぶれ補正機能がついていない時代のオリンパスデジタルカメラにて、手持ちで、夜景を撮ろうとチャレンジしたときの写真。拡大しないでご覧いただいたほうが、マンハッタン夜景のブレが目立たないという写真です。

ニューヨーク ブルックリン The River Cafeから、ブルックリンブリッジとイーストリバー、そして在りし日のワールドトレードセンターを中心とした、ニューヨーク マンハッタンの夜景を添付いたします。

$オリンパス現役社員のブログ 「公益通報者が守られる社会を!ネットワーク」-1

いまどき手ぶれなど「手ぶれ補正機能で無縁」という感じで、世の中どんどんどんどん便利になるけれど、手ぶれ機能などないデジカメの時代からそんなに年月が経っているわけではありません。日本人の良き、美しき道徳心は、遠い昔も、数年前も、そして今も、基本的に変わってないはず。

一生懸命にブレないように写真を撮ろう、とする時代と変わりなく、一生懸命に「世の中のためになろう、不正と思ったことには、勇気を持って物申そう」とおもいつつも、どうしても、人のこころは「ブレ」が生じてしまうもの。様々な葛藤・保身・守るべきものがあるからでしょう。それでも、ブレないで美しい夜景を撮るように、しっかりとカメラを支えるように、自分の萎える心を支えて、告発する。

しかし、それでも勇気を持って「いけないことはいけない」と声を挙げる人を保護するはずの・・・内部通報制度、そしてそれの上位理念を掲げる「公益通報者保護法」が、正しく機能していない。そうである現実は、この制度・法律を、逆に「凶器」と変貌させている現実が見えてくる。その機能せぬ内部通報制度、欠陥公益通報者保護法は、従業員の生活を支える会社を破壊してしまう可能性を秘めている・・・従業員も経営者の双方を不幸にしてしまう可能性を秘めている。

誤りを反省し、そしてバネにして飛躍する、誰にとっても、とても大切なことだと思います。私の勤務するオリンパス株式会社・・・オリンパス経営陣には、とにかく、清き気持ちで、犯した全ての大きすぎる過ちを深く反省していただきたいと願っています。オリンパス現経営陣にとっては、残念ながら、「まずはそこ(こころの底からの反省)からが来年のスタート」、「隠蔽体質(特に、いまだ、私の裁判上告に対する説明責任回避)、今だ横たわっている物言えぬ企業風土を破壊すること」だと思います。

今年も大晦日を迎えました。様々なことがあった2011年でした。

マンハッタンの街は「再生」に向けて進んでいます。オリンパスは、「オリパスの信用、名誉を失墜させた経営陣と汚染されたその周辺、更に物言えぬ企業風土、隠蔽体質という膿」を全て出し切り、きたる平成24年は、「健全なる再生」の礎を築かねばなりません。そして、名実ともに、正しく社会貢献できる企業、存続することを社会から許される、そしてオリンパスの発展を、全てのひとから期待される健全な企業に生まれ変わらなければなりません。

2012年が、よい年となることを願っています。皆様 よいお年をお迎えください。