一審被告(被控訴人)会社:オリンパス株式会社:Olympus Corporation(マイケル・ウッドフォード「Michael Woodford」代表取締役社長執行役員)、コンプライアンス室長から、①通報者氏名、②通報事実、③通報に対する回答、等が、通報された人物(被通報者という)である、一審被告(被控訴人)X事業本部長執行役員、及びオリパス株式会社人事部長へ、「無断漏洩」されました。

その事実直後の、被告会社ら、組織ぐるみによる、「第1配転」から突然始まった、私への「非人道的な仕打ち」。「なんら配転の理由説明なく下され、且つ能力開発の機会を一切与えないまま、SHM(Structural Health Monitoring)新技術の探索・資料整理業務」、「できがわるい、意欲が見られない、○○担当部長レベルの知識に程遠いなどの理由による、人事評価の激しい異常さ」、「原則人脈接触禁止業務命令の激しい異常さ」の事実、そして、田中一隆裁判官(一審・単独審)の、「事実誤認」、「一般社会通念を大きく逸脱した経験則違背にわたる法的評価の誤り」をベースとした「一審・田中一隆裁判官作成判決文」。

更に、現在(平成23年7月時点)も、「品質保証の基礎の勉強と毎月のテスト」、「出勤率40パーセント未満の長期病欠者向け評価」、「それによる賞与の減額」、「昇給停止」が続いています。

被告会社オリパスの、大企業では最先端的な、「完全成果・能力主義人事制度=年功性完全廃止・年齢給昇給完全廃止」という、極端且つ完全な専門能力発揮度、成果達成度(能力開発ガイドライン・能力開発テーマにより専門能力開発労使協定)のみがベースなって、現在も、年金受給額までも決するオリンパス人事制度」。

その、オリンパスの、他の大企業と比較しても、傑出した、「専門能力発揮がなければ、昇格もしないし、昇給もない」という極端な成果・能力主義人事・昇格・賃金制度のもと、「営業・販売リーダー職→能力開発の機会を与えずしての、高度研究職への職種変更配転命令。そして、その全く経験したことのない(職務遂行能力さえもない)、このSHM技術研究探索活動職を強要し、異常低評価を繰り返るという事実は、絶対にあってはならないことだとおもいます。カタチだけの、「成果・能力主義人事制度」なんて、これからオリンパスを担う若き社員労働者に対しても、甚大な苦しみを与えることのできる可能性を秘めた極めて危険な人事制度に他なりません。

現在においても、私に対しての、被告会社オリンパス株式会社の評価点は、益々「巧妙というか、陰湿化」しており、「99.9点」という、点数を平気で付けて、「どんなに、毎月理不尽なテストを受け続けようと、絶対に、標準点(普通の私の資格P2社員の最低点)である、100点をつけない、テストも、恣意的評価が可能となる部分を入れており、わざと、99.9、すなわち、究極の陰湿性を伴った「悪意に満ちた」スレスレ不合格評価、とできるように仕組まれています。出勤率100%であるのに、結局、最終人事賞与評価では、「出勤率40%未満の病欠者と同じ特殊者向け評価点と更に下降評価点とされ、それにもとづく賞与(賃金)カット」とされました。

こんなことが、「労働契約法」のもとで、許されるはずないと思いながら、毎日会社に行っているのですが、「オリンパス株式会社の代表権を有す執行役員、マイケル・ウッドフォード代表取締役社長執行役員」は、どうして、このような事実を放置したままなのか、全く理解できません。どう考えても、労働契約上の信義則と照らし合わせても、「フェアーではない」と思います。

提訴から、3年半、企業倫理・コンプライアンス問題がおきてから、5年弱の日々が経過し、当時47歳であった私も、サラリーマン人生を大きく狂わされ、51歳の年度にはいりました。このような、「コンプライアンスヘルプライン通報者に対する、非人道的行為」が許されるとは到底思えません。

あまりにも、あまりにも、あまりにも、「陰湿」すぎます。「労働者に対して、極度の・精神的負担・雇用不安を与える、決して許されない、陰湿ないやがらせ、の究極的行為」だと思います。

読売新聞が、7月8日の夕刊でいちはやく報じた、「九州電力やらせメール問題が内部告発であった事実」、そして、今朝、同読売新聞の朝刊一面(本日、H23.7.16)に掲載されていた、九州電力社長(末席取締役から異例の14人抜きで社長に就任した人)が、「九電社長辞任へ、やらせメール(企業倫理違反)引責」という記事が目に入りました。インターネット上でも、毎日新聞等も報じていました。

「企業行動憲章・行動規範」が様々な企業ホームページにておなじように掲載されているのが定着していますが、このような、「九州電力やらせメール内部告発で発覚問題」に直面すると、オリンパス株式会社内部通報告発漏れ事件訴訟を進行しているわたしにとって、なんとも、やりきれない想いが増大してしまいます。

この世の中、現在の日本、どうなっているだろうか、と考えさせられます。

控訴理由書55P~57Pを掲載します。

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