オリンパス事件、控訴人(一審・原告)最終準備書面8P~10P

コンプライアンスヘルプライン運用規程とは、いったい何だったのでしょうか。通報者情報だけでなく、通報に対しての「調査結果」までの、人事部長と被通報者(X事業部長)への暴露と、その「調査結果」までをも、Eメールで暴露していいと私が了解したと、飛躍認定している原審判断も、いったいどういうつもりなのでしょうか。

こんな状況下での、コンプライアンスヘルプラインの運用であるならば、また、東京地裁(田中一隆裁判官)の判断が通るのであれば、そんな制度なんてやめたほうがいいに決まっていると思います。

そうすれば、正直者がバカを見なくてすみ、被害者は出ないのですから。正直者の通報が、しっかり確実に倫理感ある企業活動に反映され、自浄作用を企業経営者が自ら行える風土をつくり社会貢献する、そして、内部への通報者・相談者は、全く別の職種への突然の配転命令をうけたり、配転後の評価を、全欠者レベルまで一気に急降下させたり、上司の許可がなければ人脈接触禁止だ、などという、非常識な業務命令をしたり、一方で、通報者は、「調査結果をも暴露していいと承諾をした」という事実を無理にねじまげての判断や、その暴露直後の配転直後の原則人脈接触禁止業務命令などを、「合理性がある」などと、司法が判断する世の中であってはならないのではないかと思います。

そのような判断が、悩んでいる日本社会発展のためになるのでしょうか。次代を担う若者たちの輝かしい未来にとってプラスになるのでしょうか。私は、多いに疑問を持っています。だから、くじけず頑張って、「あたりまえのことがあたりまえになるまで」、様々な活動を行い続けます。

$公益通報者が守られる社会を!ネットワーク (koueki_tuuhousha_net@yahoo.co.jp)-準備8P

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