もう20年くらい前、関東の方に住んでる頃、バイクの用品が必要になるとよく上野のバイク街へ行ってた。その中に光輪モータースというバイクや用品を扱っている店があった。ヘルメット館とかウエア館とか用品毎に店舗が別で、さながらバイク街の名主のような感じだった。それだけ在庫や種類が豊富だったので最初の頃はよく利用したが、金の方向しかみてないような店員の態度(今思えば上からの圧力があったのかも)や、同じものなら他店の方が安かったりするので、次第に上野には行っても光輪には行かなくなりました。
その後、関東をはなれ、バイク雑誌も読まなくなったので光輪のことなど忘れていました。
ところが先日、東京から最近こちらに帰ってきた友人とバイクの話になり、光輪の話題がでたのですが、もう光輪はないようです。ネットで検索すると上野のバイク街自体、今は活気があないようです。光輪という会社自体やはり昔から色々問題をかかえてたようですね。今で言うブラック企業?
そういえば光輪の絶頂期の1990年頃、世間を騒がせたトリカブト保険金殺人事件で、犯人の男が昔、光輪に勤めてたそうで、テレビの取材で光輪の社長が出てたことがあった。その時、社長は犯人の男のことを「義理とか人情を重んじない男だった」というようなことを語っていたと思う。