古代からの深い歴史をもつ、出雲大社。
奈良時代の日本書記にも三大神宮として「伊勢神宮」「出雲大神宮」「石上神宮」が書かれています。

◼︎御本殿
1744年に建てられた国宝建築。築年数では280年。
高さ約24m、木造の本殿建築としては国内最大規模。
高床式で、壮大に鎮座されています。

本殿を支える九本の柱で支えられ、中心の柱である心御柱以外は外部にも出ています。

大きな千木(ちぎ)、勝男木(かつおぎ)、鬼板が屋根周りの特徴。


近くの博物館には、交換された実大の千木を間近で見れて、その大きさに圧倒されます。

本殿の横には、そのままサイズを小さくした社殿が鎮座します。

社殿まわりの建物の存在感と圧倒感も他の神社に見られないものです。

模型で見比べると、群を抜いた規模であることがよく分かります。
左から、
出雲大社(大社造)、伊勢神宮(神明造)、住吉大社(住吉造)、宇佐神宮(八幡造)、上賀茂神社(流造)、春日大社(春日造)

古代にはこのような大規模社殿があったと推測されています。

3本の大木を鉄輪で束ねて1本の柱とし高さ48メートルの本殿と推測され、
平成12年には境内で、3本束ねの姿で発掘され博物館に展示されていまし。
見たことない大きさの柱、また基礎です。

出雲大社のボリューム感は、伝統的な日本建築とは違った建物であるように感じます。