国宝大徳寺方丈の修復工事の公開見学がありました。
江戸初期の1935年に建てられ、築約400年。
前回大改修は昭和7年(1932年)で、90年前。

屋根を外した段階での一般公開。
柱に傾きあったことと耐震補強が大改修の理由だそうです。
ふだん、写真や図面でしか見ることができない屋根裏の構造を見ることができます。
桔木(はねぎ)、地垂木、ひえん垂木の関係もよく分かります。


組物のきれいな木は昭和、黒ずんだ木は多分江戸時代の木。
屋根は元は檜皮葺きを解体前は桟瓦になっていました。
今回改修で、檜皮葺きとするか、瓦とするか、検討中だそうです。

柱の傾き補正する軒梁が外されていて、組み合わせの様子がよく分かり、面白いです。


主催は京都府文化財課。
見学者が分かりやすいように展示の工夫もされていて、とても貴重な企画です!