野島城、
戦国時代まで瀬戸内の海を支配し、乱世を生き抜いた、村上海賊(村上水軍)の居城。

海賊といっても、海外のパイレーツが掠奪するのとは違って、海上の警固、警察的役割をしながら海や航路を支配し、道先案内のビジネスもしていたもの。
陸の大名に影響を与えていたそうです。

当時の復元図です。(当写真は、まいまい京都のHPより)


村上海賊の旗、

宣教師で来日したルイスフロイトもこの旗をもらい、通行したそうです。


■能島城(のしま)
国の史跡。しまなみ海道の今治近くにある小島。
島全体が城で、海に睨みをかけています。

潮流と崖に守られた、
本丸、二之丸、三之丸がある本格的な城。
続100名城にも選定されています。

□南部平坦地
200年かけて埋め立てられたもの、
対岸の島から、物資などの陸揚げの場でもあります。

□二之丸
6尺5寸の柱間隔の建物跡があり、
居住空間で、たくさんの土器がでてくるそうです。

□本丸
本丸には、櫓がランドマークになり、威厳
宴会、儀式の場でもあったそうです。
瀬戸内の船をこのように、睨みをきかせていたようです。

こんな感じだったのでしょうか!

□岩礁ピット
岩礁が並び、この砂浜に船を並べていたそうです。

手掘りの穴には、船留め柱を立てるピットが残っています。

タモリさんも訪問されています。

海岸には、中世の陶器が落ちています。
拾ってもまた波で打ち上げられるそうです。

□海流のうず
海流が川のように流れ、うずが巻き、敵の侵入を防ぐ、天然の要塞です。
エンジンを止めると船も流されてしまいます。

敵の侵入を防ぐ、強力な防御で、まさに天然の要塞。

その流れをつくるのは、海面の変化。
2時間ほどでこんなに水位が変わります。


村上海賊の歴史の幕をおろしたのは、秀吉による海賊禁止令。
秀吉の権力が絶大であったことの一端を見る思いです。

ブラタモリのワンショットがありました!