京都文化博物館で開催の「京の国宝」に行きました。

風神雷神図をはじめ、美術品の国宝が数々展示されており見所あるものでした。
(写真は、京都国立博物館HPより)

特徴的だったのが、
文化財を守る制度が生まれた経過と、文化財が焼失した歴史を踏まえた今への取り組みを展示していたことです。

文化財を守る制度が生まれた経過では、
昭和25年文化財保護法制定時の正本書類が展示され、昭和天皇、当時の吉田首相の直筆署名と捺印があり、目を見張るものでした。

また、文化財消失の歴史では、
法隆寺、東寺、金閣寺などが焼失して、国民的財産が失われた事実とこれを繰り返さないための取り組みが展示されており、
建築屋としてよく認識し、学ぶものをでありました。

来年度の文化庁の京都移転を控えて、文化がより大切にされる国になっていければ、と思います。