日本民藝館、東大駒場キャンパスの近くにあります。
民芸運動の創始者である、柳宗悦が建てた民芸運動の総本山。
昭和11年(1936年)竣工し、戦火をのがれ築85年になります。
登録有形文化財で、
和洋折衷のモダニズム建築。
外回りは外壁に大谷石が貼られ、蔵のようなどっしりとした外観。
しかし、一歩中に入ると住宅をイメージしてつくったようで、
梁と柱が縦横に細かく構成され、壁には和紙が。
施設は、美術館ではなく民芸館。
展示分の解説が一切なく、展示分と向き合うことを意図しているようです。
増築された新館は、建築家山下和正さんの設計。
1982年竣工で、築40年を感じさせません。
外観には、グレーのタイルを用いて、
モダンな建築ながら、柳の建築とうまく融合しています。