設計図づくりの目的の3つ目は、工事段階の基図面となることです。
家づくりでいちばん大切なところですね。
工事に向けた図面作成の流れは以下になります。
①【設計段階】
・設計士が作成する詳細な設計図(実施設計図といいます)
↓
②【工事段階】
・工事会社が作成する、施工するための図面(施工図といいます)
設計段階で、
詳細まで検討された実施設計図が作成されていると、
円滑な工事を行うことができます。
一方で、
設計段階で十分な検討が行われておらず、
また作成された図面が不十分なことがあります。
このようなことがあると、工事をしながら設計検討をすることになります。
建物がどんどんできれいっています。
このため希望しても、設計変更が必要なことがあり、実現できないことなどが発生します。
悔いが残ることになります・・・
・確認申請のため(前々回コメント)、
・工事コストのロスをしないため(前回コメント)、
・そして、円滑な工事のため(今回コメント)、
設計段階で、よく検討を行い、それを設計図に反映しておくことが大切になります。