設計図の話しに戻ります。
設計図をまとめる目的はいくつかあります。

①確認申請(建築基準法への適合について、審査されるもの)
→新築建物が対象です
→審査が通ったあと(建築確認)、設計変更をすることができます。
しかし、手間、手戻り、それに伴う費用がかかってしまいます。
できるだけ、設計方針や設計内容が固まったあとに確認申請を出すことが望ましいです。

②工事会社が見積りを出すための根拠図面(実施設計図といいます)
→工事費を算出するための大切な図面です。

③工事段階の詳細図面(施工図)の元となる図面
→設計図を元にして工事が行われます。

手戻り、作業ロス、スケジュールロス、コストロスをすることは、できるだけ避けたいものです。
設計士さんと検討を積み上げて、ぶれない設計図の作成を目指したいものです。