これまで「環境問題についてのおさらい」として2回、ブログをアップ
しました。
他の皆様のご意見を拾って上げてますが、10人いれば10人の意見があって
当然と思います。
逆に現在のマスコミのように全てのチャンネルが同じ方向に向いた報道を
することに違和感を感じます。
と、言う事で私がこのブログで書いていることは100%真実か????
と疑いながらお読みいただければ幸いです。
④プラスチックって本当に悪者なの?
石油由来製品として、プラスチック製品、特にプラスチック包装への風当たりが強くなっております。
プラスチック包装を減らせば「環境への配慮しました!」と言うイメージを刷り込み出来るような雰囲気となっておりますが、プラスチックってどの様に作られているのかご存知でしょうか?
そもそも石油から作られるプラスチックの割合はどの位がご存知でしょうか?
私達も良く分からなかった部分ですが、以前にICETT環境Webセミナーで拝聴した「福岡大学工学部の八尾滋教授」の「環境配慮設計に資するプラスチック加工技術の高度化~再生プラスチックの使用拡大に向けた取り組み~」の中で説明されました資料を以下に添付します。
*以前のブログにも掲載した資料です
石油100を精製して上図の使用目的別割合は:
①80%はガソリン、ケシロンに分離されてエネルギーとして使用
②15%は化学製品として抽出されて、医薬品機能材料その他として使用
③5%は重合されてプラスチック材料として使用
脱プラをお客様から言われますが、石油精製品の残り物を使用するべく
活用方法を探して行った結果、出来上がったものがプラスチックであり、
石油5%から作られるプラスチック樹脂の内の、
パッケージ、包装資材に使用される割合は更に少なく、
石油100に対して1%以下
とも言われております。
プラスチックを作る為に石油を精製する、と言うよりも、石油を精製して
出来上がったものを、
石油を無駄なく使用する為にプラスチックが作られ、
便利なので使用されている、とも言えると思います。
私はお客様との会話で、例え話として使用しますが、ペリーは鯨の油だけを
求めて日本まで辿り着きましたが、日本は古来から鯨を取っては肉から皮から
骨から髭まで無駄なく全部を活用してきました。
石油もそうで、燃料として使った残りを何かに使えないか?と考えて色々な
成分や樹脂が作られております。
その中から燃料としてのガソリン、軽油、重油、アルコール、シンナー
その他の医薬品の元になる樹脂は必要だけれど、プラスチック樹脂はダメ!
だと言って、プラスチックに出来る原料を捨てるの?
と言う疑問があります。
プラスチック樹脂を作る為だけに、石油を採って精製している訳ではない
事をご理解頂ければと思います。
プラスチックの使用量を減らしても、エネルギーとして、化学合成品、
薬物、薬剤などを作る為に、石油は使用されるので、プラスチックだけを
減らしてもダメではないか? と言えます。
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