脱プラと言われ始めてからブリスター成形品のお仕事がかなり減ってきている印象がありますが、それでも意外とブリスター包装機械はコンスタントに売れてます。
私の知る限りでは、ブリスターパックシール機械の標準機(カタログ機)を販売してる機械メーカーはもしかして国内には当社以外にはないのでは?と思っています。
当社(日本眞空包装機械株式会社)は今年で設立登記から68年目に入りますが、包装機械の製造・販売だけだったらとっくに会社は無くなっていたと思います。
包装資材(ブリスター成形品やクリアケース)の製造販売をメインにしていたから、辛うじて生き残っているのだと認識しております。
1991年に私が海外駐在から日本に戻ってこの会社に入ったときは、当時の社長(=私の父親)は標準機だけではなく、お客様の要望に応じた特注機を作って販売していましたが、はっきり言ってゼロから設計して作る特注機はリスクが大きく、私が思うところではほとんどの特注機は赤字だったと思います。
私が営業をするようになってからは、全くの特注機の受注は行わず、標準機をベースに特注装置を追加することに方向転換することで、あくまでもベースは「標準機」とすることで、設計のやり直しのリスクと手直しのリスクを減らしていくことをメインとしていました。
当社のブリスターパックシール機械は10年以上は当たり前、平均20年以上使用されるので、長い目で見て故障の少ない、メンテナンスの苦労が少ない機械を作ろうと思って部品の選定から取り組んできました。
また、当社内でもお客様から資材や製品をお預かりして、受託包装、受託生産を行うことから、機械の使い勝手の良さ、悪さについても社内で検証できるので、その自社内での生産で得たノウハウを、量産機にも流用しております。
更に、当社の包装機械は一般的な紙台紙とブリスター成形との貼付けだけでなく、滅菌紙とトレイの医療用機器の包装機械としても多くご購入頂いており、知っている人は知っている(でもみんな知らない?)機械メーカーとなっております。
直近納品(2025年10月)した機械では、某社の製品がインバウンドで爆発的に売れてしまい、包装作業を外部協力会社に依頼しようにも人が集まらず、生産が間に合わないとのことで自社の製品製造工場内に全自動の包装ラインを導入頂きました。
これはBP-10をベースに、ドーム(ブリスター)供給装置、製品供給ロボット、台紙供給装置、シール装置、製品排出装置を全部自動化した包装機で、実際には資材補充の為に1名、包装された製品を中箱、外箱詰めするのに2名の合計3名で40パック/分で包装作業を行います。
包装速度はそれほど早くありませんが、製品の製造速度に合わせたものであり、また、機械導入に際して全部で15種類以上あった台紙サイズを当社の提案で5サイズにまとめることで、資材購入の効率化を図るとともに、資材在庫の圧縮を可能としました。
それ以外にもBP-6標準機(2025年10月と2026年2月)、BP-02HP(2025年12月)を今期は納品済みで、更にBP-02HP(滅菌紙+滅菌トレイ包装用)を受注して6月に納品予定です。
外注委託先が縮小した為自社内に取り込んだり、Made In Chinaを Made In Japanに切り替えたりと色々な理由があるようですが、何故か機械が売れてます。
当社にとっての機械販売は、半分趣味的なところがあり、自社内での包装設備も作っております。
お客様で、包装機や自動機にご興味ある方は、お声掛けお願いします。
使う立場で機械を作らせて頂きます。

