ウミガメの鼻にプラスチックストローが刺さっていた・・・・ の報道をきっかけにして、
色々な会社がストローをプラスチック製から紙製や、その他の素材に変える事を
表明しております。
それでも代替品として各社が表明した「紙」や「その他の素材」では、
・水分を吸ってしまい実用に耐えられない
・コストが10倍になってしまう
・すぐにプラスチック製ストローの代替が出来る程の供給能力が無い
など様々な問題が露呈されており、プラスチックストローと同等の機能が確保出ない事を
表明しております。
マイクロプラチックの報道が出るといつも
プラスチックは果たして「悪」なのか?と思います。
当社がプラスチックを素材とするパッケージ製造を行っている事もありますが、
そもそもプラスチックは石油原料を由来として作られているにも関わらず、
「安価」で「機能性」が高い事がここまで普及してきた理由です。
プラスチックは油田から採掘された原油を精製して作られておりますが、
そもそも例えばガソリンや軽油に行きつくまでの精製過程において発生する
様々な不要物であったり精製過程で発生する副産物を可能な限り無駄なく利用しよう
として作られたものも多く、その全てが「悪」であるとは思えません。
昨今のストロー問題(?)やマイクロプラスチック問題(?)の報道を見るにつけ、
20年程前にあった、 「塩ビ問題」 を思い起こしてしまいます。
*以下は埼玉県の公式HPから抜粋:
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平成11年度、「所沢産野菜ダイオキシン報道」が大きな社会問題となる中、ダイオキシン類対策特別措置法が施行され、
規制強化や環境基準の設定など対策の充実が行われたほか、県では、「ダイオキシン類削減推進行動計画」を定め、
県民・事業者・行政が一体となりダイオキシン類削減のための対策を進めてきました。
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そもそも上記のダイオキシン発生の原因が、一部報道番組で「塩ビ=ポリ塩化ビニル」が原因と
報じられ、一般の人々には 「塩ビ=毒」のイメージを刷り込む結果となってしまいました。
そもそもダイオキシンが発生する原因となったのは、ゴミの不完全燃焼が原因(多くの物質は焼却時の
燃焼が不完全な場合にダイオキシン類を発生させやすい)であり、また当時のゴミ焼却場の排煙時の
フィルタの性能も十分でなかったことも原因であったことが、後になって「こっそり」と報道されました。
つまり、古い焼却場が機能的に不十分な排煙フィルターを使用して、ゴミを不完全燃焼させた
ことが、ダイオキシン発生の原因であったが、国民に「塩ビが悪かった」と言うイメージを
植え付けるには十分な出来ごとでした。
その結果、従来塩ビであった透明パッケージの素材はPET(ポリエステル)やPP(ポリプロピレン)に
代替されて来ましたが、今でも昔を良く知る人は「塩ビは良かった」と言います。
「塩ビが良かった」の理由としては・・・・・・・・
ここまで書いたところで文字数制限に掛りましたので、次のブログに引き続きます。
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