シュテファン・ミュラーの爽やかな泡 | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

シュテファン・ミュラーの爽やかな泡

今年の大阪は夏至の日に梅雨入り。

ジメジメした季節がやって来たのかと思うと少々憂鬱だが、今のところ例年に比べて過ごし易いのが救いである。

とは言え夕方までみっちり働かされ、ベトベトに汗ばんだところをひとっ風呂浴びてサッパリした後は、泡の一択。

ザールはシュテファン・ミュラーの2021年産リースリング・ゼクト・ブリュット。

 


 

僅かに緑色がかった明るいレモンイエロー。グレープフルーツや青リンゴ系のアッサリした果実香。

炭酸の刺激は大人しめで、スマートな果実味、程好くシャープで綺麗に伸びるザールらしい酸、

そしてこの酸と共鳴するようなクリーンな柑橘の薄皮系のミネラル感。

香りに違わないグレープフルーツ的な、蒸し暑いこんな夜にはピッタリのサッパリ爽やかな柑橘の味わい。

 

抜栓2日目は果実の肉付きがグッと良くなり、心なしか凝縮感もアップ。もちろん酸もビシッと効いていて

ジトジト湿った梅雨空の下、ネギトロの太巻きをアテにした昼酒には持って来いの1本であった。86/100

 

 

2021 Riesling Sekt brut

Weingut Stefan Mueller (Konz-Krettnach/Saar)
A P Nr 3 525 542 21 23,Alc 11%vol