琥珀色のヘアゴットザッカー
アルコール&ボクシング観戦漬けの連休があっと言う間に過ぎ去り、今日は本当にダルかった。
思ったほど仕事が忙しくなかったのがせめてもの救い...こんな日の癒しは在庫の飲み頃熟成リースリングで。
2005年産ダイデスハイマー・ヘアゴットザッカー・リースリング・シュペートレーゼ・トロッケン。
造り手はフォルストにあるゲオルグ・モスバッハー、瓶熟18年。
注いでビックリ、琥珀色がかったイエロー。
ローストアーモンドやカラメル、ブランデー、紹興酒、シェリー酒などを思わせるナッティーで上質な香り。
果実味はしっかりと程好く、酸はマイルドだが不足は無く
舌の上にほんのり酸とサクッと淡白なミネラル味の合わさった心地良い収斂味。
余韻はそれ程でもないが、湿った土や木を感じさせる、実に芳醇な熟成リースリングの味わい。
辛口でも枯れる事なくこんなに見事に熟成するんだ...なんて感心しながらひと口ひと口愉しませてくれるが
一方、食事酒としては凡庸で、鰤トロの巻き寿司との相性は可もなく不可もなし。デザートワインだなこりゃ。
抜栓3日目。相変わらずのナッティーな香味。
少し残っていたフーバーのロゼを飲んでからこれを飲んだせいか、割と残糖多めなんだよねコレ。
程好い酸と苦汁系のミネラル味のバランスが良く、それをフワッとこの残糖と熟成感が包み込んで
実に良い仕上がり。89/100 (他のヴィンテージ→2007年産)
2005 Deidesheimer Herrgottsacker Riesling Spaetlese trocken
Weingut Georg Mosbacher (Forst/Pfalz)
A P Nr 5 112 066 015 06,Alc 13%vol