2016年産ブリュット・レゼルヴェ | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

2016年産ブリュット・レゼルヴェ

例年なら年末ギリギリになってもまだ書いてる筈の年賀状を、先刻郵便ポストに無事投函し終えてホッと一息。

そう言えば今夜はクリスマスイブであった。

去年のクリスマスにはマキシミン・グリュンハウスの2016年産リースリング・ゼクト・ブリュットを開けているが

今年は同じヴィンテージのブリュット「レゼルヴェ」を開けることにしよう。限定1900本のみの瓶詰めなのだそうな。

 

 

僅かに緑色のニュアンスを湛えた輝きのあるレモンイエロー。

蜂蜜やブランデー、熟したリンゴ、焼きたてパンや酵母の香り。

口当たりは程好い肉付きの果実味と、ほんのりリースリングの熟成感が印象的で

炭酸の刺激に紛れて酸のインパクトは地味だが、中盤からアフターへと酸が伸びて存在感を増す。

 

 

酸がある割には飲み口が重いのはデボンシーファー土壌のミネラル感なのか、はたまたその熟成感が故か。

液質自体のポテンシャルの高さは感じられるが、「Réserve」である以上はもっと熟成させろという事なのか。

尤も、去年開けた「レゼルヴェではない」普通のブリュットとの違いは正直なところよく判らない。

2016年産アプツベルク・シュペートレーゼのドザージュで仕上げられているとのことで、残糖8.8g/l、酸量5.9g/l。

抜栓5日目もしっかりした酸が残っている。86/100

 

 

2016 Riesling Sekt Brut Réserve

Weingut Maximin Gruenhaus (Mertesdorf/Ruwer)
A P Nr 3 536 014 43 19,Alc 12.5%vol,Degorgiert Juli 2021,397/1900