苦くて渋いリューデスハイム
元々時間の使い方が下手な方だが、パソコン前で過ごす時間が長くなったせいか、或いは単に歳のせいか
ボーッとしてたりウトウトしている時間が増えて、やらなきゃいけない仕事や雑用が滞ってカオス状態である。
お蔭で常に何かに追われているような忙しない精神状態で過ごしているが、肝心の体の方はちっとも動かない。
そして挙句の果てにアルコールへと逃避してしまうのが最近の常...これじゃ溜まる一方だよなぁ。
嫌な事は何でも先送りにし、結局切羽詰まって酷い目に遭っていた学生の頃からちっとも変わっていない性格。
これが歳とともに酷くなっているってところか。
まぁ原因がどこにあるのかは何となく分かるから、明日から頑張ろう...とりあえずは晩酌、赤にしようかな。
ビシェフリッヒェス・ヴァイングート・リューデスハイムの2015年産リューデスハイマー・ピノ・ノワール・トロッケン。
僅かにレンガ色がかったやや暗い色調のルビー。
香りは赤い花やビターチョコ、若干のスパイシーさとなめし革のニュアンス。
シャープで凝縮感のある酸と、スマートな果実味、そこそこ豊富なタンニン。この予想外に強いタンニンのせいか
シーファー土壌産によくあるミネラリッシュな苦味と相俟って、舌と口蓋に強い収斂性の余韻が長く持続する。
「タンニン&ミネラル連合」がちょっと席巻する印象で、もう少し果実味が豊かならバランス最高なんだけど。
タンニンが少しこなれたらもっと柔らかくて飲み易くなる気がするので、或いは開けるのがちょっと早かったか。
抜栓3日目、瓶底に少量残ったのを味見。さすがにちょっと緩い味筋だが、タンニンは相変わらず旺盛。85/100
(過去のヴィンテージ→2013年産)
2015 Ruedesheim Pinot Noir Qualitaetswein trocken
Bischoefliches Weingut Ruedesheim (Ruedesheim/Rheingau)
A P Nr 24 068 18 17,Alc 13.5%vol,輸入・販売元「ヴァインベルク」,4100円