再利用しやがったな | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

再利用しやがったな

最近時々利用しているブレーメンのワインショップから送られて来た、ザールシュタインの新酒。

2017年産シュロス・ザールシュタイン・リースリング・トロッケン。

箱からボトルを取り出す際、何気なくエティケットに目をやると...ん?なんか印字がズレてるんじゃねぇの?

いやいや、よく見るとズレているのではなく、古いやつに重ねて印刷してあるのだ。

 

どうやらエバートの旦那、「2014年産グラウシーファー」の残りエティケットを再利用しやがったんだな、きっと。

まぁあり得る事なんだけど、醸造所から直買いしたボトルならまだしも、ショップ経由でこれってのもなぁ(苦笑)。

日本ではこういうところは妙にキッチリしているから、まずあり得ない話ではある。

何はともあれ、ま、中身が美味かったら文句は無いんだけどね。

 

 

スクリューキャップ。外観は僅かに緑色がかったレモンイエロー。

青リンゴや赤いリンゴのフレッシュな香り、僅かに蜂蜜のヒント。

口当たりは非常にジューシーで、予想外に肉付きの良い果実味と程好く凝縮された酸の見事なバランス。

これに軽いミネラル感も加わって、まるで夏蜜柑の味わい。

 

常に蜂蜜感がついてまわり、シンプルだが裾モノにこれ以上何を望めようか?

な~んて思ってたら、実はこれオルツヴァイン(Ortswein)なんだって。何だかよく解らない格付けだなぁ、VDP。

少し残ってたのを開栓3日目に。ん~ちょっと雑な印象。このあたりは完全に裾物グーツヴァインのクオリティ。

85/100  (過去のヴィンテージ→2008年産2007年産2006年産2003年産2002年産

 

2017 Schloss Saarstein Riesling Qualitaetswein trocken

Weingut Schloss Saarstein (Serrig/Saar)

A P Nr 3 555 014 14 18,Alc 11.5%vol,10.80€