ちょっと肩透かし
もうトシだな...ちょっと忙しくなると疲れが溜まって抜けないし、時間があるとすぐにウトウト居眠りしてしまう。
今日も今日とてひと仕事終えたあと椅子でウトウト、目が覚めてみたら何だかちょっと熱っぽい。
測ってみると37.0℃、あ、ヤバいなコレ。週末には飲み旅行があるのに...。
こんな時は一番好きな銘柄で癒されつつ、アルコール殺菌といくか。そう言えば今日は愚息の誕生日だっけ。
2015年産マキシミン・グリュンホイザー・アプツベルク・リースリング・トロッケンのグローセス・ゲヴェクス。
本当は買ってすぐに開けたかったんだけど、なかなか落ち着いてコイツと向き合うタイミングが無かったんだよな。
そんなこんなでグズグズしているうちにもう6月になっちまった。
良い物を買っても後生大事に抱えているうちに旬を過ぎてしまってガッカリ、そんなパターンになりそうな予感大。
外観は僅かに緑色がかったレモンイエロー。
黄桃やアプリコットを思わせる甘い果実香に、微かに蜂蜜のヒント。香りはちょっと大人しくて閉じ気味。
口当たりは柔らかな果実味と、予想外に穏やかな酸。少し残糖が多めなのか半辛口的な味わい。
ミネラル味は肉厚な果実味にうまい具合に覆われていて吟味し辛い。
グリュンハウスのリースリングにしては当たりの柔らかい、やっぱり他所行きの味わい。ちょっと物足りんなぁ。
2杯目3杯目に入ると香りに若干ナッティーさが感じられる。味わいにも若干の土臭さが加わり、重心も低くなるが
やけにマッタリとしてて熟した生の葡萄を食べてるような感じがして、食事酒にはあまり向かない気が...。
これじゃシューペリオールとどこが違うんだろ?GGだけを比べれば年末に開けたヘレンベルクの方が好みかな。
翌日もマッタリとした肉付きの良い果実味が前に出て、単独で飲むには面白いが食ベながら飲むにはちと重い。
美味いけど「GGとしてのオーラ」に欠けるんだよなぁ...なんて考えていたら
これを飲んでからなのかたまたまなのかは分からないが、とにかく歯が痛いのに気付く。久しぶりの感覚。
データが無いので分からないのだが、ひょっとして味覚で感じる以上に酸が強いのだろうか?88/100
(追記)抜栓10日目。果実味が引っ込んだせいか、相対的に酸が主張を増して非常にミネラリッシュな味わい。
柑橘の薄皮系のミネラル味。夏蜜柑の味わい。さすがにGGだなという酒質の強さを今更ながらに感じる。
尤も好みの「適度に厳しい味わい」になるには果実味が落ちてからが勝負。このGG、定点観測すると面白そう。
2015 Maximin Gruenhaeuser Abtsberg Riesling trocken Grosses Gewaechs
Weingut Maximin Gruenhaus (Mertesdorf/Ruwer)
A P Nr 3 536 014 21 16,Alc 12%vol,25.90€