マルターディンガー絶好調 | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

マルターディンガー絶好調

夕刻にやっとワイン庫の片付けが終わった。あーしんど、疲れた...。A=´、`=)ゞ

最終日の今日は、昼間に車屋へ用事に行った以外は朝からずっとこれに掛かりっきりで

前日発覚した想定外の事態に手間取ったこともあって、結局水曜日から数えて5日も費やしてしまった。


これ以上在庫を増やさないように、なんて真っ当な考えはとうの昔に捨ててしまっているけれど

やっぱり日々の整理整頓の大切さを実感すると同時に、サッサと飲んでしまうべきボトルも幾つか発掘。

そんな中から早速1本を...と行きたいところだが、残念ながら献立の関係で新着の赤を開けることに。

ベルンハルト・フーバー醸造所 の2011年産マルターディンガー・シュペートブルグンダー。



紫色がかった明るい色調のルビーで、これぞまさに赤紫色。

アメリカンチェリーやラズベリーなどの甘酸っぱい赤系果実の香り。

仄かに革っぽくて青臭く、ハーブっぽいニュアンスも有るような無いような。


ひと口飲んでみると非常にジューシーで、酸と果実味のバランスが良くとれている。

タンニンは軽く、オークもあまり感じられず、ちょっとシンプルでジュースっぽい感じがしないでもないが

素直に美味しい。若飲み好きのために造ったんじゃないかと思うような旬な味わい。


2010年産 は本格的なピノ・ノワール志向の味わいだったが、この2011年産はドイツ的な良さが出ていて

寧ろこちらの方がシュペートブルグンダーと呼ぶに相応しい個性が感じられて完成度は高いのかも。

強いて言えば、もうちょっとタンニンがあっても良いのだが。余韻は日本のサクランボ的なチャーミングな酸。

時間が経つと香りはビターチョコっぽく変化し、味わいもスモーキーかつミルキーに変化。

徐々に酸が前に出て来た。翌日は更に酸が元気になり、かなり軽めの飲み口に。87/100


それにしてもこの価格でこの内容。毎年良いセン行ってますなぁ、このフーバーの村名。

コストパフォーマンスを考えた場合、このマルターディンガーに比肩し得るシュペートブルグンダーなんて

まず他には見当たらないと思うのだが。今年も買い足そうかな...あ、また悪いクセが...。σ(^_^;)


2011 Malterdinger Spaetburgunder Rotwein Qualitaetswein trocken

Weingut Bernhard Huber (Malterdingen/Baden)

A P Nr 472 09 13,Alc 13.5%vol,14.20€