果実味に埋もれたコンセプト
最近ホンマに腹の立つことを2つ。まずはこのアメブロ。
マイページでの「ピグで新しいギフトが届いています」という赤い表示。鬱陶しいがどうやっても消せない。
消そうとする度にアニメキャラクターの出来損ないみたいなのが登場するページに繋がってしまう。
それに携帯でマイページを見る際の画面。いったい何なんだこのくだらないゲーム広告の羅列は。
鬱陶しい上に、スクロールしてもスクロールしても際限なく続いて見たい箇所になかなか辿り着けない。
挙句の果てには、押してもいない変なページに切り替わって本当にキレそうになる。
まぁタダで利用させて貰っている立場だから文句は言えないのだが
こんなモノに需要が有ること自体、この国の行く末がますます心配になると言ったら言い過ぎだろうか。
それから最近の自分。つまらない事ですぐに怪我をする。
細い路地を通る際に壁で手を擦り剥く、紙を捲ったり書類を方付けたりしていると紙の縁で指を切る、
コンビニ弁当のプラスチックケースを開ける時に手を切る、割箸の袋を開けると同封の爪楊枝が刺さる、
作業中に勢い余って自分の爪で反対の手を怪我する、頭や顔をすぐ物にぶつける等々、枚挙に遑がない。
今朝も書類で手を切って、左手の人差し指と小指が切り傷だらけである。老化とはこういうものなのか。
...とまぁ愚痴るのはこれぐらいにしておいて、今夜のワインの話を。
フランケンのホルスト・ザウアー醸造所 、2011年産の「ゼーンズフト」。辛口のジルヴァーナーである。
フランケンのワインだが、ボックスボイテルではなくブルゴーニュボトル。スクリューキャップ。
色は僅かに緑がかったレモンイエロー。香りは洋梨や青リンゴ、
スワーリングするとこれにメロンや青いバナナが加わって、青いフルーツの香りが溢れ出すかのよう。
口当たりも濃厚な果実がいっぱいで、酸は存在感はあるものの
圧倒的な果実味とアルコール感に埋没してしまっている。ミネラルもやはり埋没しているのか吟味が難しい。
マッタリとした飲み口で、甘苦い後味がジルヴァーナーらしさを如実に物語っている。やや濃厚過ぎる印象。
時間が経っても香味は一貫してフルーティーで、2010年産 で経験したバリック風味は意外にも皆無。
拍子抜けで文句ダラダラのこちらを尻目に、嫁さんは美味しい美味しいと3杯も飲む始末。
幾ばくかの変化を期待して翌日へと持ち越す。豊満な果実味がギュッと引き締まって意外に酸は力強い。
相変わらずミネラル感は良く判らないが、フルーティーでストレートな味わいの中に
やはり前年のようなバリックは微塵も感じられない。87/100
まぁ美味しいから全然悪くはないのだけれど、これでは単に出来の良い普通のジルヴァーナーであって
どういうコンセプトの下にわざわざボックスボイテルじゃないボトルに瓶詰めされたのかが見えて来ない。
2010年産はもっと愉しませてくれたのになぁ...てな具合に今夜3つ目の愚痴。
何かにつけてオッサンは文句が多いのである。
2011 Silvaner Qualitaetswein trocken -Sehnsucht-
Weingut Horst Sauer (Escherndorf/Franken)
A P Nr 4397-050-12,Alc 14%vol,18.00€