薄かったり濃かったり
台風一過、と思ったらそれが梅雨前線を刺激したのか、あるいは台風崩れの温帯低気圧のせいなのか
今日は一日中ザザ降りであった。そんな雨降りの中、週末に開けるワインをレストランに預けて来た。
車で市内に出掛けるなんて慣れない事をしたせいで少々くたびれた。今夜は軽いグーツで済ませよう。
ナーエのエムリッヒ・シェーンレーバー醸造所 、2011年産のリースリング・トロッケンを。
僅かに緑がかった明るい黄色。グラス壁には細かい気泡がかなり付着している。
香りはアプリコットをメインに仄かに柑橘、レモンドロップなど。
のっけからやや水っぽい印象があるものの、シャープな酸と細身の果実、そして力感のあるミネラル。
バランス的にはやはりミネラルが先行し、これに酸が続くという構図。
時間が経っても相変わらず薄っぺらい味わいに終始。うーん、2011年は難しかったか。
だが翌日は果実味が前に出て、飲み応えも凝縮感も初日とは雲泥の差である。
いったい何なんだこの変わり様は!まぁ味の方はそれ程でもなかったけど、グーツだからこんなもんか?
とにかく初日・翌日ともにバランス感に欠けるのが難点。83/100
(過去のヴィンテージ→2010年産 、2009年産 、2008年産 、2004年産 )
それにしても初日は早かった。水っぽいからとクイクイ飲んでたら、飲み始めて2時間足らずで夢の国。
近頃では完全に見放されていて撃沈してても嫁さんには放置されるのだが、この夜は次男が突っついて
起こしてくれた。その後またその辺に転がって数時間爆睡。じきに誰も相手してくれなくなるんだろうなぁ。
2011 Riesling Qualitaetswein trocken
Weingut Emrich-Schoenleber (Monzingen/Nahe)
A P Nr 7 748 066 05 12,Alc 12.5%vol,8.32€