親しみ易いロートリーゲンデス | 緑家のリースリング日記 ~Probieren geht über Studieren~

親しみ易いロートリーゲンデス

近所の梅林はもうかなり見ごろで、今日は天気が良かったこともあってなかなかの人出。おかげでいつもなら

のんびりと花見しながら散歩出来るところが、人でごった返しておりそれどころではない。それでも所々に満開の

梅の木があって、つい見惚れてデジカメをパチリ。ついでに花の香りでも嗅ごうと鼻を近付けてクンクン。ん?

なんかソースっぽい臭いがするなぁ...と周囲を見渡せば、なんと目の前にゴザを敷いてたこ焼きを食べている

家族連れが...ダメだこりゃ。だから人込みは嫌いなんだよなー。(#`ε´#)


新・緑家のリースリング日記

ま、そんなこんなでサッサと人いきれを抜け、人通りの少ない公園外周の遊歩道を散歩。そのままスーパーに

立ち寄って今夜の食材を仕入れて帰宅。日も長くなって来たおかげで日没までにはまだ時間があったけれども

待ち切れずにリースリングを開けてしまった。プファルツのエコノミーラット・レープホルツ醸造所 、2008年産

フォム・ロートリーゲンデン・シュペートレーゼ辛口。醸造所が所有する畑のうち、ロートリーゲンデス と呼ばれる

赤い粘土の土壌名が付けられたリースリングである。


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ちょっと長めのコルク。淡黄緑色。香りはアプリコットや林檎、時折マンゴー。ふくよかな果実味と、骨太で力強い

酸の好バランス。ミネラルは起伏に乏しくちょっとシンプル。シュペートレーゼにしてはやや小ぶりな酒躯。

それにしてもまとまりが良くて優等生的な味わいである。逆に親しみ易い反面、果実感が前面に出ているだけに

没個性的とも言える。硬さもあり、味筋的にはラインガウのリースリングを思い浮かべてしまうがどうだろうか?

ロートリーゲンデスらしい味わいながら、果実が過剰にならないあたり、さすがはレープホルツである。86/100


2008 Riesling Spaetlese trocken “vom Rotliegenden”

Weingut Oekonomierat Rebholz (Siebeldingen/Pfalz)

A P Nr 5 069 105 005 09,Alc 12%vol,購入先「Moevenpick 」,Euro15.88