図書室長のイザベルさんとのアポは11時。
前日から、なんだかそわそわ、ワクワク![]()
科学者でもなければ生物学者でも、研究生でもない私。
そんな場に、私の思いが届くとは!
翌日再度、リンネ協会へ訪れました。
昨日と変わらず、笑顔で歓迎してくださるスタッフの方々![]()
そしてイザベルさんが直々、図書室を案内してくださいました。
高くそびえる壁面一面には、一体どれ程の価値があるであろう、値段を付け難い程の歴史的蔵書がぎっしり!
一瞬で、18世紀のアカデミックな世界に、タイムスリップしてしまいました。
今回の目的であるリンネの真珠は、メイン図書室の地下、特別蔵書室に保存されています。
©ロンドンリンネ協会
巨大金庫の様な室内には、これまたびっしりの歴史的な文献類が整然と並んでいます。
温度湿度を厳重に管理した中で、いよいよイザベルさんが、持ってきてくださいました!
いよいよご対面
小さなケースの中には、18世紀中期に生み出された、淡水真珠貝達がひっそり、でもしっかりとそこにありました。
しっかりと真珠独特の「テリ」と言われる輝きを保っているものが、いくつもありました。
270年以上経ったとは思えない程の、保存状態が良くてびっくり![]()
真珠の輝きは永遠だな・・・![]()
©ロンドンリンネ協会
リンネはこの養殖真珠を国内で生産れば、本人、そしてスウェーデンの経済が潤うという思いがあったのです。
当時、彼の国は戦争の敗北で、王室や経済力が疲弊していた時代。
ただ、王権弱小化のお陰で、啓蒙思想家や科学者が、自由に活動出来たという、ポジティブな面もありました。
当時はヨーロッパの大国が「東インド会社」などを設立し、お茶や絹など、自国で生産出来ないもので、本国の経済を潤していた時代です。
しかし彼は、グローバル化よりも、地産地消を理想に掲げていました。
「輸入に頼らず、自分たちの必要なものは、自分たちの地で賄う」
そこで、スウェーデンの淡水真珠貝から、真珠を生産しようではないかと!
このアイデアは当時、かなりぶっ飛んでいました![]()
因みに彼、シナモンなどの外来種を、スウェーデンで生産できる術はないかなど、輸入に頼らず自活できる理想社会目指し、日々試行錯誤していたのです![]()
そんなすっごく前衛的なリンネが生みだした、養殖真珠と対面できたこと。
この機会を下さった協会、そしてふと、思いつかせてくれた、様々な偶然に感謝しかありませんでした![]()
協会を後にする直前、図書室長さんから呼び止められました。
立派な革張りの大冊子を開き始めたのです。
そこには協会会員のサインがぎっしり‼️
「これが、アン王女のサインです。そしてこれがチャールズ三世のもの」などなど・・・![]()
そして
「これは、貴女のお国の天皇のサインですよ」と・・・
何と明仁上皇陛下の直筆サインを見せてくださったのです![]()
黄金の菊の御紋がまぶしく、![]()
そして達筆な上皇の筆使い![]()
上皇陛下は協会員でもあり、リンネ生誕300年記念式典で基調講演を賜れたのです![]()
こんな凄いものを拝見する機会まで与えて下さり![]()
感謝感激の、ご対面でした。
協会の皆さま、そしてリンネ様と
リンネの真珠達の思いを裏切る事無く、
初心忘れず、心引き締め、
真珠に向き合っていきます!
Pearl for Bodies and Souls
心から感謝を込めて





