こんにちはニコニコ



部活指導者の不適切指導についての

記事を読みました。

何が不適切指導なのか細かい規定が

あるようですが、私は知らないので

この記事に出てきた指導内容が

本当に不適切指導だったかどうかに

ついては特に意見はありません。



気になったのは、コメント欄で

多くの人が、その程度の指導で

不適切指導と言われる指導者が

かわいそう、子どものうちから

理不尽な経験をさせておくほうがいい。

社会に出てからのほうが理不尽なことが

多い、というものです。



たしかにそうかもねっていう気持ちも

あるのですが、

理不尽と理屈のある厳しさを混同して

いるのではないかという気がします。



自然災害や事故など意図的ではない

もので理不尽なことが起きることは

あります。ですが、人が意図的に

起こすもの、暴力、暴言、脅しなどを

理不尽と言って片付けてしまって

いいとは思いません。



そういう意図的なものをどこまで

我慢するか、これ以上は自分の命や心が

危険にさらされると察知して

逃げるかどうかを自分で判断できるように

ならないといけないと思います。



子どもの頃から親や指導者などから

理不尽なことをされ続けると

理不尽は何があっても耐えるもの

感情をなくせば耐えられる

と思考停止になる子もいると思います。

そういう子は本当に危険な理不尽を

見抜く力が育たないまま大人になって

しまいます。

運良く危険な理不尽に遭わずに

一生を送れるといいですが。



そしてまた自分もそういう理不尽を

やってしまう側の人間になり

負の連鎖が続いていくと思います。



経験しておくべきは理屈のある厳しさです。

自分の成長のために必要な厳しさです。

スポーツでの厳しいトレーニングや

勉強で困難を乗り越える訓練などです。



ただし、これも条件付きです。

指導者への信頼があることです。

信頼とは何か。

自分が本当に困った時に頼れる相手、

相談できる相手かどうかということだと

思います。信頼していないと

こんなことを言うと叱られるかもとか

馬鹿にされるかもしれないと思って

言えなくなります。



指導者を信頼するかどうかは

100%指導される側が決めることです。

決めるというよりも心が勝手に判断して

くれます。

親も教師も上司も指導する立場なので

子や生徒や部下を評価する側だと

思っていると思いますが

それは立場上表面的に評価する側な

だけで、人として実際に評価するのは

子や生徒や部下の側です。

親、教師、上司が信頼できる人間かどうか。



信頼できない相手から

いくら愛情だったとか

あなたのためを思ってとか言われようが

指導される側が指導者を信頼していなければ

指導者のただの独りよがりです。



今回の部活指導者が生徒から

信頼されていたのか。困った時に

生徒が相談できる相手だったのか。

それはわかりません。

もしかすると、子どもから話を聞いた

保護者が不適切指導だと大げさに

言っただけかもしれません。

不適切指導かどうかは、指導される側の

心がとても重要で、規定だけで

線を引けるものではないと思います。



もう一つ、親子関係で、子どもが

困ったことがあった時、親を心配させたく

ないからと思って相談しないことが

ありますが、それは信頼されているのか

いないのか。これもやっぱり信頼は

されていないと思います。



子どもは自分の困りごとを親に言うと

親がパニックになるとか悲しむとか

思うのでしょうが、それは親に

子どもの困りごとを受け止められるだけの

器がないと思っているからです。

信頼されているとは言えません。



どんな困りごとでも受け止めてくれる

親だと思われない限り

子どもは相談できません。

器の大きさもないと信頼はして

もらえません。



私は子どもたちが不登校になる前は

まだ信頼されていなかったと思います。

特に息子は困ったことがあっても

一人で抱えるタイプです。

ですが、不登校になって、人生で一番

苦しかった時期をいっしょに乗り越えて

きました。きっと、そこで息子は

私を信頼してくれるようになったと

思います。100%の信頼かどうかは

まだわかりませんが、少なくとも

以前よりは信頼されていると

感じています。



親も教師も上司も、子、生徒、部下を

暴力、暴言、脅しで動かそうとするのは

単純に指導力不足です。それ以外の

指導法をもたない人間がやります。

暴力、暴言、脅しは手っ取り早く

相手を従わせることができるので

安易に使います。指導者の怠慢です。



ついつい相手を従わせようとして

怒鳴ったり脅したりしてしまうことが

ありますが、それは自分の指導力不足を

表しているだけだと思います。

私自身も肝に銘じたいと思います。