2年に一度パリの展示会を訪ねますが、不思議なことに毎回

現地でお会いする日本人の案内人の方がいます。

今年も空港に出迎えていただいた方を見て驚きました。

彼女もまた「リストに私の名前があるのを見て驚いた」と。

これで4回目のうち3回をご一緒しました。

それにより彼女もパッケージに興味を持ち、

またパリでの包装展のことも知るようになりました。

 

人生とはおもしろいもので、けしてこちらが思うほど淡泊なものではなく、とくに人との交流は、たとえばビジネスとプライベートといった線引きができるものではありません。

 

またパリで必ず訪ねる小さなピザ屋があります。

無口(英語のできない)なご主人と明るいママがいます。

細い路地を抜けたところの通りに面しており、

その窓から店に向かうわれわれの顔に気が付き、

にっこりとして迎えてくれます。

 

中東方面からパリに来られた、いわば移民です。

もちろんもう長い間パリに住んでおりますが、

どんな人生を歩まれたのか、計り知れないところで心と心とが

つながった感じもします。

 

あのテロの後遺症はパリの街からは、銃を持った警備と

大型ショップや展示会などでは必ず入口に警備員がいて

荷物チェックをするくらいで、あとは変わらない感じもします。

 

ママは「あれ以来パリは変ってしまった」と悲しそうでした。

住んで見なければ分からない、

また移民でなければ分からないことがあるのでしょう。

ただママの笑顔は変わらず、

「あなた達の笑顔が好き!」ともいってくれました。

「笑顔と笑顔、みんな同じで人種も国も、目の色も、肌の色も、

男性も女性も関係ないの」といっていました。

人として心と心が通い合う、そんな世界にしたいものです。