人生はよく「旅」に譬えれますが、確かにそうですね。
目的を見い出せないときには、
あちこちと回り道をし、気持ちも焦りぎみですが、
目的地へまっしぐらに向かっているときには、
「少し寄り道、回り道をしてみようか」と思うものです。

そして、どれくらいの年齢になってからかは人それぞれですが、
あるとき道を振り返ってみれば、
「回り道などない」「人生一本道などない」と気づくものです。

そんな道程にあって、同窓会幹事の補佐役を引き受け、
他にも公私にわたり、2つ、3つ、余計なことを引き受けている今は、
まさしく「寄り道、回り道」を楽しんでいるのかもしれません。

回った分だけ、苦労も多く大変ですが、
寄り道では、ふいに新しい景色に出会うように、
はたと路傍の小さな花の存在に気づくように、
そこには、色々と出会いと気づきがあります。

一つ上の先輩と冊子広告の相談中に、
「近いから寄って行きなさい」と勧められた「パラダイスカフェ」、
入店すると店の奥で渋いおじさんが歌ってました。

一緒にいた長谷川大将軍様が「滝ともはるさんは有名だよ」と。
学生時代音楽に疎かった私にはピンときません。
失礼にも歌の合間に声を掛け、
終わったら席に来てもらえるようにお願いしました。

席に来てもらったとき、長谷川大将軍様は何と
「むかしはだいぶやせてましたよね」と。
どう見ても肥ったというよりは「歳をとった(歳相応)」からでしょう。
そこで、私も「将軍様の方がお肥りになってますよ」と。

そんなことはどうでもよく、
滝ともはるさんも人生いろいろあったようで、
私たちの質問にも、気軽に何でも答えてくれました。

「南回帰線」の時代を知りませんが、
(私がいうには恐縮ですが)今は非常によい相とよい声をしています。
また、今は今で歳相応の荷を抱えた旅の途中のようです。

有名か否かではなく、
こうしたすばらしい同窓(人生)の先輩がいること、
何でも話しのできる気の置けない場所があることは幸せです。

何事も100%の満足を求めるのではなく、
そのうちの1%からでも120%が感じられることが大切ですね。
原因も結果も、全て自分の心にある。
だから、人生に「回り道はない」と思えるのでしょう。