今日の東京は抜けるような青い青い、五月晴れです。
少しひんやりしますが、風もそよそよと心地よい。

こうした当り前のことが、「すばらしい」と感じられる。
それが生きているということではないでしょうか。
人生には山あり谷ありですが、今日も生きているということです。
それは、また平和であることの証です。

「戦争が終わったのは、1945年8月15日。
 わたしが10歳のときです。
 もう、戦争にいくこともないし、武器をつくることもない。
 先生から『これからは自由ですよ」っていわれたときは、
 ほんとうに、ほっとしました。
 そして、私は空を見上げました。
 その空が、とても青かったのを、いまでもよくおぼえています」と、
井上ひさしさんは「『けんぽう』のおはなし」で述べています。

戦時中は空にB-29が飛んでいて、いつ爆弾がおっこちてくるか、
空を見上げる気持ちにはなれなかったそうです。

井上ひさしさんは、こう言っています。
「世界じゅうのもんだいをかいけつするのは、
 たいへんなことかもしれません。
 でも、どんなもめごとでも、
 ことばのかぎりをつくせばしずまると、
 わたしはしんじています」と。

そして、「人間一人ひとりを、かげがえのないそんざいとして
 たいせつにする社会。それをいちばんだいじにしていこう、
 というのが日本の『けんぽう』です」というのです。

戦争経験を原点とした平和の希求は強いと思います。
戦後に生まれた私も、井上さんの意見に大賛成です。
「日本は戦争をしないために、
 いっさいの武器をもたないときめました」
そのことをあらためて自覚し、
もっともっと「平和」を実感し、大切に考えなければならないと思います。