若いうちは身体から発するエネルギーが旺盛で、
まわりの小さな(エネルギーの)変化には気づき難く、
歳を取るごとに発するエネルギーが少しずつ衰え、周囲の変化に敏感となる。
以前に、そんなことを聞いたことがあります。

最近、人の声に興味を覚えるのもそのゆえでしょうか。
職業柄か、歌い手さんや俳優さんの声は「いいな」と思います。
特に、歌舞伎など舞台に立つ人の声はよく通りますね。
そのわりに、政治家には声のよい人が少ないのはなぜでしょうか。
あれだけ選挙中に遊説をし、国会では答弁、そしてカメラの前でもよくしゃべる。
それなのに、なぜか軽々に聞こえる声は多い。

人好き好きで、何を持っていい声というかは分かりませんが、
やはり魂が入らなければ、響かないのではないでしょうか。
いい声の特徴といえるかもしれませんが、こんな風に書かれたものもあります。

1)深きことは雷のようである。
2)清く徹して遠くまで聞え、聞く者は悦び楽しむ。
3)心に入って敬愛の心を起こす。
4)明瞭にしてわかりやすい。
5)聞く者が嫌がることがない。

さて、自身の声はどうでしょうか。
ものまねのように一時的につくることはできるでしょうが、
やはり日々の精進にあって、心根が表れるものだと思います。
だから、歳を重ねるごとにどんな声になるか。
過ぎた時は思うに及ばず、互いに気をつけたいものです。