「気包紙」が縁で知り合ったデザイナーの工藤青石さんに招かれて、
銀座のクリエイションギャラリーG8で開催される
平野敬子さんの「第15回亀倉雄策賞受賞記念展」(~4月26日)の
オープニングパーティーに行ってきました。
グラフィックデザイナーとかかわる機会はほとんどなく、
その意味では、大いなる先入観を抱きながら参加してみました。
50人に近い人が来られていたでしょうか。
なかには、なじみのパッケージデザイナーが数名いました。

たぶん私が持つ先入観なんてものは、誰もが抱くものと同じです。
「ちょっと場違いかな」と思う反面、
興味津々でとくに平野さんの挙動に注目していると、
ふっと「ああ、デザイナーって職人なんだなぁ~」という思いが湧きました。
普通、職人は男性気質によるのですが、
「女性の職人ってこんなのかなぁ~」と、
新しい発見でもしたように、自身の中で妙な納得をしたのです。

先輩デザイナーや東京国立近代美術館の方、専門誌編集の方などが
お祝いの挨拶に立ちましたが、あまり理解できるものはなく、
時々幾つかの単語が耳に残る程度でした。(デザイナーには理解できるのかな)
ただ、平野さんの挨拶は非常にすばらしい、よく分る内容でした。
「人前で話されるのは苦手」ということから、
流暢といえるものではありませんでしたが、それだけにリアリティのある、
心に残るものでした。
主に「東京国立近代美術館」での仕事が評価されたとのことで、
「裏方の仕事ですから、こうした受賞や展示のお話をいただいたことに戸惑い、
 直前までご辞退しようと思っていました」と。
そして、その仕事を支えてくれた印刷会社の方などの労を讃えながら、
色々な仕事に結ぶ「縁」の不思議さや大切さを述べられました。

私は、平野さんの仕事の内容を理解するにはだいぶ足りませんが、
人となりや仕事の姿勢といったものは、その言葉から想像できます。
「ここに来られたひとり一人と記念撮影をして、あとで送りたい」と、
知人のカメラマンの方を連れられていました。
記念撮影中にみせられる笑顔は、檀上のそれは全く違い、
非常に愛らしい、例えて言えば「ペコちゃん」のような笑顔でした。

工藤さんには「ご紹介をします」と言われましたが、
多くの人が平野さんを待っており、今回は遠慮しました。
縁があれば、またお会いする機会があるでしょう。

http://rcc.recruit.co.jp/g8/