早春の 雨匂い立つ 大地かな

昨夕は夕立のような雨が降り、
今日も朝から降っては止む雨曇りの空。
ただ気温は18℃ほどで、もう春の到来をはっきりと意識させる。

哲学者のミルトンのこんな言葉があるようだ。

「希望を持つ意味は、待ち望んだ未来には充足性があるが、
 現在には充足性がないというものではない。
 それどころか希望は、現在の豊かさの表現であり、
 可能性の期待でいかにも生き生きとした現在そのものなのである」

そして、こうした希望のぬくもりを
「春の到来のときに感じられる希望に似ている」としている。
ミルトンの言う“未来の充足性”とは、秋の実りであろうか。
希望のぬくもりには、未来の実りを包含しているということだろう。

 早春の 冷たき風にも かすかなる
   希望のぬくもり 肌に感じる

目にみえる世界とは別に、どうも心に感じる世界がありそうだ。
それこそが「実感」の世界である。
だからこそ目の前の現象に惑わされず、身と心の声に従いたいものである。