一陣の薫風に花びらが舞うように、
はらはらと舞い散る花びらが、一時の風に同じ方向に誘われる。
そんなことがある。
その同じ方向に連れられた花びらを一枚、一枚と
丁寧に、丁寧に結び合わせていくと何ができるだろうか。
年賀に添えられた友の一言。
「今年は 北海道には 来んのか?」
大学時代から、ほぼ毎年訪れていた。
この4年ほど、身に起きた劇的な環境変化に追われていた。
いまだ、それほど落ち着いたわけではないが、
その一言に、はらはらとした現実の断片が、一つの方向に動いた。
「こんなこともあるのだなぁ」
「物事は案外、こんな風に動くのかもしれない」
と思いつつ、4年ぶりの再会に友は
「そんなこと、書いたっけ」と言っていた。
思えば、大学時代からすれば、
お互いに家族もでき、生活環境も、もちろん歳も劇的に変わっているはずだが、
「何も変わっていないな」
友は、今朝もコーヒーを入れてくれた。
違うのは、かつては豆から挽いていたが、
今は袋から挽いたコーヒーを注いでいた。
友にとっては、完全に第二の故郷だろうが、
私にも、故郷のような気がしたのは初めてかもしれない。
そこで一句。
「旧友の 顔みて気がつく 己が歳」
「釜あげを 二人ですする 酒の後」
「なつちゃんに けんちゃんと呼ばれ 苦笑い」
「はるちゃんに ドミニカどこと 世界地図 慌てて指さす 面目躍如」
大切なことは、心に吹く風から始るということだ。
それは、目には見えないが、
ささやかな音と 春の海を渡る風のように
ちょうどいい湿り気を持つ。
はらはらと舞い散る花びらが、一時の風に同じ方向に誘われる。
そんなことがある。
その同じ方向に連れられた花びらを一枚、一枚と
丁寧に、丁寧に結び合わせていくと何ができるだろうか。
年賀に添えられた友の一言。
「今年は 北海道には 来んのか?」
大学時代から、ほぼ毎年訪れていた。
この4年ほど、身に起きた劇的な環境変化に追われていた。
いまだ、それほど落ち着いたわけではないが、
その一言に、はらはらとした現実の断片が、一つの方向に動いた。
「こんなこともあるのだなぁ」
「物事は案外、こんな風に動くのかもしれない」
と思いつつ、4年ぶりの再会に友は
「そんなこと、書いたっけ」と言っていた。
思えば、大学時代からすれば、
お互いに家族もでき、生活環境も、もちろん歳も劇的に変わっているはずだが、
「何も変わっていないな」
友は、今朝もコーヒーを入れてくれた。
違うのは、かつては豆から挽いていたが、
今は袋から挽いたコーヒーを注いでいた。
友にとっては、完全に第二の故郷だろうが、
私にも、故郷のような気がしたのは初めてかもしれない。
そこで一句。
「旧友の 顔みて気がつく 己が歳」
「釜あげを 二人ですする 酒の後」
「なつちゃんに けんちゃんと呼ばれ 苦笑い」
「はるちゃんに ドミニカどこと 世界地図 慌てて指さす 面目躍如」
大切なことは、心に吹く風から始るということだ。
それは、目には見えないが、
ささやかな音と 春の海を渡る風のように
ちょうどいい湿り気を持つ。