巨大な防潮堤の向うに
ザブン・ザブンと波の音を
聞きながら 毎日
昇り来る朝日を浴びる。
目の前にそびえる
黒々とした威容が
長く人命を護り続けてきた
誰がそれを造ったのか
それが神のご加護か なんて
そんなことはどうでもいい
ただ命を護った
巨大なセメントの塊が
目の前に存在するだけ
その防潮堤を人々は拝む。