感性
國破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ
別れを 恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火三月に連なり
家書萬金に抵たる
白頭掻けば更に短く
渾て簪に勝へざらんと欲す
この漢詩を知っていますか。
中国の詩人・杜甫の「春望」です。
高校の教科書に掲載されていました。
以来、時々思い出す大好き詩の1つです。
杜甫が何を言わんとしているのかではなく、
人間としての感性に心踊ります。
僕は、大学時代に夜が明けるのも忘れて
夢中で読んだ本があります。
不朽の名作ともいえる
司馬遼太郎氏著作の「竜馬がゆく」です。
知ってますか。
その第1巻の「江戸へ」の章に
こんなシーンが描かれています。
盗賊の藤兵衛を連れに江戸へ向う竜馬が
富士のすそ野の海道で、「藤兵衛、この景色を見ろ」といいます。
しかし、この海道を何度も往来している藤兵衛には
この眺望はめずらしくなかったのです。
それを察した竜馬は
「だからお前は盗賊になったんだ。
血気の熱いところにこの風景を見て感じぬ人間は、
どれほど才があっても、ろくなやつにはなるまい
そこが真の人間と泥棒のちがいだなあ」
「一瞬でもこの絶景を見て心のうちがわくわくする人間と
そうでない人間はちがう」とたしなめるのです。
どうですか。すごいでしょう。
歳とともに感動が薄れるというのはうそです。
心にみずみずしい感性が住み続ける人は
「年はわかうなり福はかさなり候べし」です。
僕もそうあリ続けたいと思います。
國破れて山河在り
城春にして草木深し
時に感じては花にも涙を濺ぎ
別れを 恨んでは鳥にも心を驚かす
烽火三月に連なり
家書萬金に抵たる
白頭掻けば更に短く
渾て簪に勝へざらんと欲す
この漢詩を知っていますか。
中国の詩人・杜甫の「春望」です。
高校の教科書に掲載されていました。
以来、時々思い出す大好き詩の1つです。
杜甫が何を言わんとしているのかではなく、
人間としての感性に心踊ります。
僕は、大学時代に夜が明けるのも忘れて
夢中で読んだ本があります。
不朽の名作ともいえる
司馬遼太郎氏著作の「竜馬がゆく」です。
知ってますか。
その第1巻の「江戸へ」の章に
こんなシーンが描かれています。
盗賊の藤兵衛を連れに江戸へ向う竜馬が
富士のすそ野の海道で、「藤兵衛、この景色を見ろ」といいます。
しかし、この海道を何度も往来している藤兵衛には
この眺望はめずらしくなかったのです。
それを察した竜馬は
「だからお前は盗賊になったんだ。
血気の熱いところにこの風景を見て感じぬ人間は、
どれほど才があっても、ろくなやつにはなるまい
そこが真の人間と泥棒のちがいだなあ」
「一瞬でもこの絶景を見て心のうちがわくわくする人間と
そうでない人間はちがう」とたしなめるのです。
どうですか。すごいでしょう。
歳とともに感動が薄れるというのはうそです。
心にみずみずしい感性が住み続ける人は
「年はわかうなり福はかさなり候べし」です。
僕もそうあリ続けたいと思います。