ちょっとした親切が、しみじみと心に染みることはないだろうか。

たとえば、遅れてエレベーター乗ろうとしたら、

先客が少し扉を開けて待っていてくれたとか。

もちろん「すみません」と頭を下げると、

ニッコリと「いいえ」と応えてくれる。

ブスッとしてたら、また話を別ですが。


顧れば、誰にもたくさん経験のあることだろう。

だけど、なぜがいつもより心が動く。

それは、相手の好意よりも、こちらの心の問題だ。

人は環境に左右されやすいものだが、

どんな環境にあっても、そんな鋭敏な心を持っていたいものだ。


歳とともに、不思議なほどにしみじみと感じることがある。

美空ひばりさんの歌声もその1つ。

「いい声だな」と思う。

「愛燦燦」は、ひばりさんの代表作の1つ。

いい曲であり、いい歌詞だ。

ひばりさんが歌うとまたよい。


「愛燦燦と この身に降って
 心密かなうれしい涙を 流したりして
 人はかわいい かわいいものですね」


何番目の歌詞だったか。

冒頭に書いた

「ちょっとした親切が、しみじみと心に染みる」

そのままだ。

「それでも・・・」と


やっぱり、言葉で表すことは難しいことだが、

「人生は不思議なものですね」

僕も、そう思う。