目的と手段を混同すると計画は破綻します。

資産形成期には徹底して現金を残して投資に回すことが最短で自由を手にする鍵となります。


航空会社のマイル、あなたは必死に貯めていませんか。

ポイ活意識が高いともらえるものは何でももらいたくなるもの。

マイルを利用して家族で旅行なんて憧れます。

空港のラウンジでゆったり過ごし、優先搭乗で颯爽と乗り込む姿は確かにスマート。

 

しかしFIREを目指すなら中途半端なマイルへの執着は不要です。

マイル修行なんてもってのほか。

 

旅行における移動手段はその名の通り「手段」。目的ではありません。

旅費を格安航空(LCC)やパック旅行で抑える方が、資産形成のスピードを上げるうえでも圧倒的に合理的です。


マイレージサービスがどのように生まれ変化してきたのか、その背景を確認してみましょう。

マイレージサービスは航空会社の顧客ロイヤリティ向上を目的に生まれ、世界で最初にアメリカン航空が1981年に導入しました。


・起源と最初のサービス
1970年代後半、航空業界は燃料高騰と規制緩和で競争が激化し、固定客を囲い込む手段としてマイレージサービスが考案されました。1981年5月、アメリカン航空が「AAdvantage」をスタート。搭乗距離に応じた無料特典航空券提供を開始し、すぐにテキサス航空やユナイテッド航空も追随しました。


・日本への導入
日本では1980年代後半から本格化し、JALが1988年に「JALマイレージバンク」、ANAが1989年に「ANAマイレージクラブ」を始めました。当初は搭乗マイル中心でしたが1990年代に異業種提携(ホテルやレンタカー)が広がり、2000年代以降はクレジットカード決済いによる日常使いでの貯め方が普及しました。


なお日本と海外ではマイルに対する向き合い方にも相違点があります。

日本人と外国人(主に欧米在住者)のマイレージ貯め方には、文化・生活習慣・サービス設計の違いから明確な傾向差が見られます。
 

・日本人の傾向
日本人は日常のクレジットカード利用や固定費支払いをメインに「陸マイラー」としてマイルをコツコツ貯めるスタイルが主流。ANAやJALの特約店利用、電子マネーチャージ、家族カード発行が一般的で、フライトよりショッピング中心の貯め方が目立ちます。


・外国人の傾向
欧米ではフライト搭乗マイルや自国発行のクレカ(AMEXなど)でポイントを1:1で移行する「フライ&ポイント移行」型が多く、無期限プログラムが指示を集めています。日本人より海外旅行頻度が高く、ビジネスクラス狙いの大口貯めが中心で、提携航空会社の多さを重視します。

 

国土が狭い島国日本と、大陸で移動距離も長い欧米ではそもそもの発想や航空券価格にも違いがあります。


つまり日本においては、頻繁に出張するビジネス利用者や、年に何度も海外旅行をする富裕層でない限りフライトだけでマイルを貯めるのは至難の業です。

 

私もかつてはポイ活や節約に勤しむ中で大手航空会社のマイル登録はしていましたが当然貯まらず、結局は期限切れで失効させる「中途半端なマイルの持ち腐れ」でした。 

その後のLCCの進出以降はスカイマークやスターフライヤー、あるいはHISの格安パックを利用してとにかく支払額を削り、手元の現金を残してその分を投資にまわすことで運用を効率化させてきました。


JAL/ANAカードをメインにしているひと以外、マイルは思考から切り離してOKです。

FIREを目指して資産を積み上げている期間は、1円でも安い航空券を探して投資資金を最大化すべき。

ラウンジも優先搭乗も好きなだけ使って海外旅行を楽しむ時間はFIRE達成後にいくらでもあります。


さて、あなたはマイルを貯めるためにムダな寄り道を続けますか?最短距離で目的地に着陸しますか?


お粗末さまでした。

 

■関連の記事

クレカの一本化で得られる4つのメリットをフル活用【FIRE】