タイパだデジタル化だと叫ばれる現代ですが、時代に追従しない自分にとってのお気に入りの品を身に付ける習慣が、こころ穏やかに過ごす精神安定剤になるかもしれません。
私が会社員時代、常に身近に置いていた「3つのこだわりアイテム」があります。
気軽に買える日用品とは異なる、多少お値段は高くても一生使えるものとして愛情を注ぎたい、そんなアイテムです。
正直に言えばこれらを持っていたからといって仕事の処理速度が上がったり、画期的なアイデアが生まれることは全くありません。
世の中のトレンドからもかけ離れ、他人からすれば無用の長物でしょう。
でも私にとっては戦場のような職場でも自分らしくある大切な相棒でした。
1. ボーム&メルシェの腕時計
最近の若者は腕時計なんてしてません。常に手元にあるスマホが時計代わりでしょう。たまに見かけるとしてもアップルウォッチくらい。
私が20代半ばで購入した腕時計はブランドはマイナー、電波時計のような正確性もクオーツのような手軽さもないオートマチック。放っておけば止まり毎日時間を調整しなければならない手間も含めてこだわりと愛着を持っていました。
それは時間を確認する道具ではなく、時間が貴重なものであることを意識するための装置でした。
2. カルティエのボールペン
ビジネスの現場でも教育の場でも今や記録はパソコンが主流。いわゆる文房具類は買うより景品でもらうものにさえなっています。それに使うとしても書き損じも気にせず使えるフリクションが圧倒的に便利。
でも私はカルティエのボールペンを使い続けてきました。ずっしりとした重みが手に馴染み、天冠のサファイアカボションの輝きは気分を上げる。指先から伝わる重厚感は便利さだけでは得られない仕事への責任感を再確認させてくれました。
3. ダヴィンチの皮革手帳
スケジュール管理は社内アカウントで共有する時代。アナログ手帳の出番は限りなく減り、書店の手帳売り場も年々縮小しています。
しかし私はダヴィンチのシステム手帳を愛用していました。使うほどに味が出るコードバン素材は、まさに自分と共に歳を重ねる相棒。年に一度、リフィルを新しいものに差し替えて心機一転する瞬間はデジタルでは味わえない清々しさがあります。この手書きの時間は日常的なデジタルデトックスの機会でもあり、自分自身と対話する貴重な余白となりました。
職場という場所は、放っておけば効率や他人の評価、周囲の視線に支配されてしまう場所です。
だからといって最新のトレンドやブームに流される必要はありません。
たとえそれが無用の長物に見えたとしても、周囲に流されず自分にとって心地の良い環境づくりをすることが「人生のパフォーマンス」を上げてくれます。
その小さなこだわりは長く険しいライスワークを歩き続けるための確かな支えとなるに違いありません。
資産形成のための節約生活の中にも、自分への投資として3つくらいはこだわりアイテムを使うことで毎日がより充実した時間になるかもしれません。
お粗末さまでした。
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