年明けから最高値更新を続けていた日経平均株価もこのイラン情勢で急展開を迎えています。

好調な時ほど忘れがちですが相場には常に「不測の事態」が潜んでいます。

そして変動が激しい時ほどチャンスです。


好調なAI関連株につられて買いポジだったひとは精神的にダメージが大きい数日を送っているかもしれません。
株価が激しく動くと恐怖心から売買行為を中断し、嵐が過ぎ去るのを待とうとする心理が働きます。

 

しかし投資の基本は「お金に働いてもらう」ことです。 

相場の先行きが不透明な時こそ現実逃避で株価から目を逸らしたり市場から退出するのではなく、資金を適切に循環させて「お金を動かし続ける」戦略が長期的な勝率を左右します。


投資の世界には「ブラック・スワン」という言葉があります。

事前の予測が不可能で、起きた時の衝撃が極めて大きい事象を指します。

元々は「白鳥は白いもの」と信じられていた世界で、黒い個体が発見された衝撃から名付けられました。

今回のような突発的な地政学リスクもこのブラック・スワンと言えるでしょう。


こうした事態に直面した際、保守的な戦略を優先して投資行動を停止させるのは「優秀な営業社員をオフィスで眠らせている」のと同じです。 

お金に働いてもらうためには、現場(市場)で営業をさせ続けなければなりません。

 

あれだけ混乱を極めたコロナ禍にだって私たちは常に仕事をつくって生活しましたよね。

それが経済というもの。

証券口座内で数字として留まっているだけの資金は、一見安全に見えますが、その間の収益機会を完全に放棄していることになります。


短期で値動きが激しい時でも基本に忠実に売買を繰り返し、お金をまわし続けることが重要です。

 

・時間的な分散でリスクヘッジ:値動きが荒い日は同日内でも大きな株価変動があるので売買のタイミングを細かく分けることでリスク分散させます。午前と午後に分ける、2日に分けて売買するなど時間を味方につけて臨むと急落時でも心理的な余裕が生まれます。


・同業界内で割安銘柄へシフト:保有していた株が業界全体の中で極端に先行して上下している場合、その銘柄を利益確定(あるいは損切り)し、まだ出遅れている関連銘柄へ資金を移します。業界自体の勢いが継続しているならこの「バトンタッチ」は有効な手段となります。

・相対関係にある業界への物色:業界全体が下降トレンドに入ったと判断した場合は、トレードオフの関係にある業界へ目を向けます。例えば円安が逆風となる輸入関連から恩恵を受ける輸出関連へ、あるいは原油高が直撃する航空・輸送から、資源開発関連へといった具合です。


先々どうなるかは百戦錬磨のプロであっても正確に当てることはできません。 

だからこそパニックで思考停止になったり、感情に振り回されて「全売り・全買い」の極端な行動に走るのではなく、資産を常に市場というフィールドに立たせ続ける規律が求められます。 

 


確かに一日の日経平均株価が1,000円も2,000円も下げたりすれば不安でしかたない。でもここで止まれば万人と同じです。

判断軸をしっかり持ち、経験を糧にしてポジションを調整していく。

自分を信じてお金を動かし続ける姿勢が、必ずあなたの資産をより大きく成長させます。

あなたの口座で眠っている「社員」たちは、既に次の現場へ向かう準備ができています。
社長の決断を待っていますよ。

 

 

お粗末さまでした。

 

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