チャイナリスク | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。By幸田露伴(努力論言葉より)

 

中華人民共和国は、歳入が430兆円で、アップルの時価総額と約同等だ。

 

ある意味でどちらも凄い。

 

日本の租税収入60兆円の7倍という中国の歳入は、

 

人口比で考えれば低い数字だが

 

数字そのものは巨大だ。

 

 

ましてや共産党独裁なのだから、北朝鮮のように軍事費に半分を支出すれば

 

恐ろしい軍事国家としての脅威になることは否めない。

 

 

2022年の財政支出は26兆元、1兆元は20兆5000億円だから

 

533兆円という事になるだろう。

 

 

そして、歳出から歳入分を引いた財政赤字分は5兆元となり、

 

日本円では102兆5000億円の赤字となっている。

 

はてさて?

 

なかなかにして巨大な数字が現れており

 

数字の上だけでは先進国並みと云わざる負えないだろう。

 

 

アメリカの国家予算が1兆6580億ドル、日本円にして

 

223兆7780億円という国家予算から考えて見ても

 

中国はアメリカの2倍の経済規模という事が推測される。

 

 

当然、歳出をどう割り振るか?が大きな岐路になる訳だが

 

単に軍事費だけに回せば、経済が疲弊・崩壊し得るだろうし

 

かといって中国は、ハリボテの資本主義の形骸だけを模倣し

 

ISO規格のように国際標準規格を通過するレベルへと

 

資材の純度と工業製品の精度を押し上げる為には

 

国民の基本的民度を上げて、根本的に叩き直さなければ

 

いつまで経っても貿易相手国になどなり得ず、

 

国内と傘下の半植民地としての半島諸国やシリアなどがある、

 

アフリカ系の最貧国相手の貿易しかまともに出来ないであろうことが推測され

 

いずれ、経済力を持ってきた国々やインドなどに格下に見られて、

 

没落していく様が明らかだ。

 

 

 

益々、中国人自身が中華人民共和国を見限り、他国へと移住して流出することは

 

過去のアフリカの例を見れば明らかなように、

 

その場所に居ては富める素質のある者も

 

搾取され貧しくなり、外国へと拠点を移した者達だけが豊かになって

 

その後、アフリカの財政が、円換算で数千円に成り果てた時に

 

全世界へとそのジリ貧財政の事実を公表し

 

資産を持つアフリカ系移民を、国会議員に招致し、

 

その個人資産によってアフリカが立ち直った事は

 

つい数十年前の事実でもある。

 

 

まさに中国は共産党政権である限り、没落し、人口が流出し、同時に経済の崩壊が加速し

 

国内台所事情は悲惨になる事だろう。

 

この場合、ロシアでもオルガルヒが次々に暗殺され、資産が没収されたように

 

同様の事が中国でも起きるかもしれない。

 

もしも、もしもの話だが・・・・

 

ISO規格を通過するレベルの工業製品が産み出されたとしたら

 

話は変わってくる。

 

 

 

また、下水処理場が整備され、重金属などの人体に有害な物質をコントロールして

 

同時に国内の病人を減らすことができたならば

 

人民の労働力によって、国際貿易が盛んとなり、また最先端の技術力を吸収し得て

 

先進国を抑えて、単独で世界を席巻しうる力は持ち得るかもしれない。

 

 

 

共産党にそれが出来得るだろうか?

 

 

大切なのはお金の使い方だ。

 

 

軍事費に使ったらバカの骨頂だろう。

 

 

工業製品の品質が悪い材質と設計、精度で組み上げるミサイルに

 

それほどの脅威はないだろう。

 

もしも、材質の精度が良く、工業設計技術が高く、

 

純度の高いエネルギーを積んで発射されたなら

 

先進国はヤバいかもしれない。

 

 

しかし、今の中国の有り様では先が見えている。

 

そう云う意味で、チャイナリスクは益々増大し、長く現状が続くほどに

 

その張度は増して、違う意味での威力が強大になっていく事だろう。

 

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その爆発の被害を被るのは隣国である日本や韓国などであろう。

 

 

まさに原爆並みだ。

 

 

そう云う意味で、中華人民共和国は、人的経済被害を目的とする経済原爆を

 

着々と作り続けているのだろう。

 

 

現在のチャイナリスクを私はそう判断する。