「地球の瞬間」という本をまたもや100円でポチってしまいました。![]()
送料を加えればいつもの450円になりますが、定価1900円を見ると相変わらず安い!
と得した気分になるのですが・・・今回は微妙です。![]()
何故ならば![]()
予想とは反して
正方形サイズの私の手のひらに収まるほどの小さな写真集だったからです。
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購入動機は、そもそもナショナルジオグラフィクスびいきであることと、
この女性の眼差しに、くぎ付けとなってしまったからです。![]()
なぜこれほどまでに圧倒的力強い眼差しを向けられるのか?
中身を広げていくと、それが分かりました。![]()
目は、自分の置かれた今を・・・そして運命を必死に見つめ、
生き残る為の方向性を品定めする為の必死な救済眼だったのです。
明日、どこに行けばいいのか?
何が食べれるのか?
今以外に全く分からない状況のこの世に立たされて・・・・
もしも
砂漠のど真ん中に置かれたとして・・・・じっと立ち止まっている訳にもいかず、
どこかに向かわなければならないとき、何か目標物はないだろうか?と目を見開き
じっと遠くの・・・動くものを探すように見つめるようにするのではないでしょうか?
彼女の目からは、我々という人間の目の奥にある、すがる先の未来と希望を見い出そうとして
必死に見つめているのだと思い、理由を知り胸が締め付けられる思いになりました。![]()
と同時に、ガソリン税が高いだの、電気代が高い、給料は低いという欲求も
我慢できる気がしますし、
もう少しこの恵まれた状況で頑張らなければならないだと思わせられるのでした。![]()
たかだか1cm厚のカラー写真集ですが、
中身が濃すぎて、半分を見終えたところで、見続けるのを止めたところです。![]()
内容が重すぎます。![]()
私では、一気見する事が出来ないほどの重さが伝わってきて、
さすがナショナルジオグラフィクスだなーと感心しているところです。
人間の・・・歴史の・・・・社会の・・・
変わる瞬間を捉える写真。
そして、目は口ほどにものをいうと言いますが、まさに百聞は一見に如かず![]()
目を見ていると、自分が問われている気がしています。
何でそんなに幸せなのに、愚痴を言っているのですか?
それほどいい生活をしていて、何が不満なのですか?
と云われている感じです。
彼ら・・・彼女らには、明日という保障が無いのです。![]()
未来を夢見る事すらできない出来ない状況な訳です。![]()
売れるものがあったなら、身体でも、心でも売って生きなければならない。
そんな緊迫した状況もあるというのが写真一つ一つに詰まっているから・・・
写真って逆に怖いとも思ってしまうし、
それを平然と撮影できる写真家にも驚きです。
この地球の同じ時間の中で、まさに様々なところでそれは起こっています。
まるで北斗の拳の世界観のようです。
直近ではウクライナ、ロシア問題に多くの視線は誘導されていますが、
ミャンマーの内戦問題やロヒンギャ迫害、そして中国ジェノサイドによる民族大虐殺・粛正や
ソマリアの貧困やイスラム国の貧困やアラブ・イスラム圏のアッラーの教え問題などなど
我々の想像を絶する貧困が今もそこら辺にあって、生死を彷徨う今がある訳です。![]()
当然我々日本人も、検査被ばくや食品添加物や農薬使用品目の摂取・接種による発癌化によって
生命を脅かされているという、現代的危機にも直面している昨今です。![]()
マイクロプラスチックや中国にはごみ処理場が無いので、川にゴミを投げ捨てる問題などで、
魚や自然動物までも生存を危機を迎えています。![]()
地球上のあらゆる所であらゆる部分で、様々な危機に直面しています。![]()
そんな状況をナショナルジオグラフィックスの写真は記録して、私に見せてくれています。![]()
生きるって・・・もの凄く辛くて、怖くて、不安で、どうやって、どうすれば、何のために、
私とは、・・・・そんな風な全ての感情や疑問が、写真に写された視線に見てとることが出来るのです。
そういう意味で、手のひらサイズの単なる写真集ですが、
掲載した写真のようなものが沢山紹介されていて
本当に重い一冊となりました。![]()
450円でこんなにも重い本は初めてです。![]()
ゲロが出るほど見ていて辛かったです。![]()
涙を流せるものなら、流してスッキリしたい所です。![]()
しかし、涙を流したとして、世の中は変わりません。
その悔しさや不甲斐無さを解決するには行動しかありません。
直接的な援助も必要ですが、間接的に世の中を変えていく援助も必要です。
一番は戦争などという事を辞めて、
みんなが働くこと、
教育を受ける事。
自由を得る事、
それらの我々にとって当たり前のことが、最も重要なことであると教えてくれるものでした
時代が・・・ハイテクが・・・文化が・・・乗り物が・・・便利になっても・・・
同時に汚染も・・・・利権保持の差別も・・・・他人なんてどうでもいい・・・ルールは無視・・・
時代が進めば文化も向上すると思う幻想が脆くも壊れて、
これからは、テクノロジーよりも環境や事実を見て、
本当の生命の暮らしを取り戻す為の、ルールマナー環境戦争が必要かもしれません。
今回の書籍は、買って本当に良かったものでした。![]()
これからは、薬物依存からの脱却、化学工場からの汚染物質の制限、
水の清潔保持義務、ゴミの処理問題、汚染物質を減らす、
食料問題、伝染病対策、戦争首謀者の責任回避はさせない、
世界は戦争を廃止し、人間は一つの国(ガイア)とし地球環境を保全する義務を持つ。
誰しもが労働を行い最低賃金を得る、収入額に応じた税の支払い、富を貯蓄できる税制世界の構成
永遠の命や再生医療、不死医療は廃止、ジェンダーレスの中立は廃止し男女の性義務を果たす。
昔ながらの、暮らしや当たり前の繋がり世界を取り戻す。
そんなことを気づかせてくれた写真集です
たかだか写真一枚、されど一枚です。![]()
土門拳が様々な芸能人や田舎の子供やら、有名人の顔写真を撮影し残した意味が分かりました。
目は口ほどにものを云う。
本日もアラカンの独り言をご覧いただきましてありがとうございました![]()

