今日の私は悪い人です。(by 永六輔)
自分の心に正直であり、他人の心を傷つけてしまうかもしれないからです。
ライカファンの方にはごめんなさいな内容です。
ライカファンは気分を害することがあると思いますので、
この段階でページアウトしていただくことをお勧めいたします。
C U T I O N
今回、この記事を書くきっかけになったのが、ユーチューバーであり、フォトグラファーの西田航さんが
レンズセットで200万円のライカを買って、
今後のカメラマン人生をライカと共に歩みたいという決意表明を見たからです
私は、ライカカメラが欲しい時もありました。
誰もが、ライカシステムは軽くて、しゃに構えず撮影できるシステムであると訴えます。
これはコレで、他メーカーにないアドバンテージでしょう。
土門拳さんも、愛用のカメラがライカで、その瞬間を切り取れると訴えて力説していました。
戦争写真家も、ありのままのその瞬間を切り取れるシステムがライカだという事も踏まえて、
ライカを持てば、良い写真が撮れるんだ。
と思い込んでいた時期もありました。
しかし現実には、キャノンに縁があり、20歳の頃には超音波モーター(USMウルトラソニックモーター)が
初めて搭載されたキットレンズのEOSシリーズのフィルムカメラを、
小田原のホームセンターダイクマのチラシを見て
正月セールで買ったのが初めてでした。
価格は確か・・・7万5千円。
高校生の時に、下校途中にあったカメラ屋のショーケースにニコンF4(当時21万円)があり、
マツダの車屋のショールームにはRX-7 FC型があって、
どちらも社会人になったら手に入れようと思っていたのですが、
縁がなくて、今現在でも購入には至っていません。
今でも、ニコンF4は名機だと思うし、RX-7FC型も最高の独創的自動車だとも思います。
しかしながら現実的には、懐具合寂しく、バーゲンセールでの買い物になってしまっているのです。
今現在の令和に於いても、STM(ステッピング)モーター式のレンズを、
キャノン5DⅣフルサイズ一眼レフに装着している、プロ写真家に先日お会いしました。
本人いわく、テレビのいきもの番組に予算を付けてもらって、写真を載せてもらっていたそうですが
最近は予算削減で番組がカットされ、テレビではなく、
野鳥の動画を撮影して、一般人に販売しているとの事でした。
クライアントから、さすがにギーギーというステッピングモーターのオートフォーカスの音が気になるから
レンズを変えてくれと云われてきたばかりだと言っていました。www
どう考えても、私の所持しているレンズより20年遅れいるし、カメラに対する知識も古すぎる。
予算削減という問題ではなく、この人物を斬りたかっただけなのではないだろうと察したのでした。
そこで思ったのが、ライカの存在です。
スチール写真を撮る場合には、機材という問題もあるのでしょうが、
出てきた一枚の写真に感動があるか?
メッセージ性があるのか?
表現性があるのか?・・・・
様々な意味を持ちます。・・・と私は思っています。
新しいカメラを所持していても、腕が下手クソなら意味がなく・・・。どうしようもありません。
↑
自分のことは棚に上げて書いています
私の基準は、その一枚にトキメクかです!。
SIGMAのフォビオンセンサー搭載のカメラで撮影した1枚は、
時に・・・凄くトキメク時がある のです。
心臓が、ドキドキして居ても立っても居られないワクワクが発生するのです。
しかし、ライカで撮影した写真を何枚も見ていても、私には全然トキメキが発生しません。
みんなは何故?ライカが好きなのでしょうか
私は、時にニコンD850の映りに嫉妬することがあります。
そしてキャノン1DXシリーズに生唾を飲む時もあります。
以前 キャノン5Dmark2 を所持していたのですが、2000万画素フルサイズのトロっとした映りに
心酔したときもありましたが、
どうしてもフォビオンセンサーの魔力に憑りつかれて
凄く難しいカメラではあるし、万能ではないのですが、
200枚撮影するうちに、稀に1枚は、( ゚д゚)ハッ!とさせられるのです。
そして、それを見たとたんにアドレナリンが分泌し、トキメキ始める自分がいて、
未だソニーα7Ⅳに機種交換の決断が出来ないで居るのです。
↑
ISO高感度撮影の為だけに
可能ならば、未来を見据えてキャノンR5Cを購入したいのですが、
シグマレンズの冷たい表現をするツンデレレンズ、その理由には
SLDガラス、もしくはFLDガラスを採用している為に、色味が寒色となり、
独特のツンデレ画像を生み出すのだろうと思うのですが、何気にその色味が好きなのです。
タムロンレンズはキャノンレンズに近くて人肌よりの色が綺麗です。
カールツアイスのレンズも描写力が美しい、
しかし、ソニーのGマスターレンズがどうも気に入らない。
最高レンズというポジションの立ち位置なのにも関わらず、動画性能に割り振っていて、
スチールでの写りがどうしても納得がいかないのです。
MTF曲線は良いはずなのに?何故なんでしょうか
レンズで一番信頼できるのは、新しいタイプのキャノン L(白) レンズです。
とてつもない描写力ですが、如何せん素人は手が出せない金額なのがネックです。
貧乏人が買えるのは、やはりシグマレンズなのですが、
ソニーは今年に入って、シグマレンズとの決別化を果たしてきている様子です。
ブリーチング機能などで自社レンズでなければα7Ⅳの封印が解けないように仕様変更されています。
各社2022年は、カメラ業界の競争が激化しているのが明確化している印象です。
その中で、ドイツのライカは、独自の歩みを進めています。
富士フィルムも、ハッセルブラッドも独自の歩みですが、
唯一、ハッセルブラッドの描写はトキメキが最大です。
今でも、余命宣告されたら、全てを売って、購入したいカメラはハッセルブラッドの
X1D Ⅱ 5Cです。
レンズ1本と本体セットで100万円。
あー---欲しい。
バカヤローな価格設定だし、レンズシャッターというのもバカヤローものです。
しかし、これで撮影した人物は、まるで生きている人間が、コピーされたように
命を吸い取っているのではないだろうかと思うほど、素晴らしいリアルを切り取る力があり、
写真が動くような錯覚すら覚えるのです。
しかも、先鋭的な描写がレンズの大きさとセンサーの大きさから感じとれます。
スチール部門では、マジ卍で憧れのカメラです。
(乗り換えない理由はレンズバリエーションを揃えられる財力が私に無いからです
1000万円あればレンズを全て揃えられるでしょうという、とんでもない次元のカメラ)
ニコンが、キャノンが、富士フィルムが逆さになっても敵わない描写力があると思っています。
そういう意味での私にとっての歩留まりは最高かもしれません。
ライカも6000万画素フルサイズセンサーを引っ提げて対抗しようとも、
ハッセルブラッドには歩留まりの上では到底無理でしょうね。
センサーの同じ1億画素の富士フィルムでさえ怪しいでしょう。
シャッター枚数をいくら増やそうとも、おっと思える一枚が歩留まりです。
それがどれだけ一日の撮影の中で生み出せるかです。
一日撮影して、1枚でもいいので 納得したものが撮影出来れば、本望です。
そういう意味では
私の心を今も昔も、トキメかせているのは、シグマのフォビオンセンサー(歩留まり率1/200)と
ハッセルブラッドのレンズシャッター式中判センサーのカメラ(歩留まり率1/?)のみなのです。
あ~宝くじが当たったなら~、ハッセルブラッド買うのになぁ~。当たんねーかなー。
そう思うと、ライカって何がイイんだろうって思ってしまいます。
ビルドクオリティーとか、ハンドメイドとか、オリジナリティーとかレンジファインダー式の価値とか
探せばアドバンテージに値する違いはいくつも見い出せますが、
問題は、出力された一枚に価値が見出せなければ意味がない訳です。
意味を見出すとすれば、所有欲を満たす事と自分が芸術を創り出している感、ピンボケの臨場感は満たせるでしょう。
しかし、被写体ブレのピントが外れた写真に価値があるのでしょうか?
そう云う意味では、未だライカの出力した画像に私には価値が見いだせていません。
どうしたらライカが好きになるんでしょう?
トキメキの1枚を見るまでは、世間のライカの評価に納得がいきません。
きっと皆さんは、心に刻まれる一枚を撮影したのがライカカメラで、
その感動の模倣をやりたくて購入されたんでしょうね。と考えています。
ユーチューブを見ていても、日本人は何故だかライカカメラでスナップ写真を
撮影している場面が多いのですが、それは何なんでしょうか?
スナップ写真なら携帯性の良いアイフォンでも十分に綺麗に撮れますし・・・・
ユーチューブで様々な人が撮影した画像などを全部見ても、そこに全く感動が無いんですよね。
確かに古めかしさという付加価値は分かります。
マニュアルフォーカス感や、ケラレの独特の写りの雰囲気も分かります。
でも・・・・
キャノンのカメラの方が綺麗に撮れるでしょ!ってついつっこみたくなってしまいます。
しかも、ライカを語る時に、みんな偉そうな言い方をしていて、ふんぞり返って・・・・
ふざけんな!
お前が偉そうにしているのは高額カメラを持っているぞという自慢と安心だけじゃね!!
っていうように人間の傲慢さが見えてきて、そういう謙虚さの足りない人間にはなりたくないとばかりに
余計にライカが嫌いになりそうなのです。
とにかく、高額なライカカメラで、素晴らしい1枚を誰か俺に見せてくれよ!って心で叫ぶのです。
ハッセルブラッドのカメラを使う人達は、みんな謙虚に写真に対して、
息を飲んでシャッターを切るように真摯に向かっている姿を見ると
ライカ使い=バカばっか ハッセルブラッド使い=紳士 にすら見えてきます。
カメラが悪いのではなく、使う人の種類が偏ってますよね。
ニコン=信者 and 親父世代 キャノン=正統派、世界標準 ソニー=ミーハーand 今の人
みたいな感じに・・・
そういうフォビオンマニアは、ド変態というレッテルを張られていますけど・・・www。
マジ卍でフォビオンセンサーを超えて、ハッセルブラッドを超えられる1枚が
ライカカメラで撮れるのなら、200万円出してもズミクロンレンズを買いますけれども・・・・。
そういう事で、人の感性っていうのは難しいものですね。
特に私の感性は独特なのかもしれません。
カメラマンの動画にインスパイアされて、つい拮抗作用とばかりに書いてしまいました。
稀に・・・私の言っている事が分かる人がフォビオンマニアにはいらっしゃると思いますが・・・www
きっと永遠にライカの良さって・・・・・・私には分かんないだろうなぁ~
本日も愚痴にお付き合いいただきましてありがとうございました