なぜ服は黒なのか | 独学の道Ⅲ

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自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

 

ワークマンにアンダーウェアーを買いに行ったとき。

 

やはり登山に関係する様相で、上から下までメリウールという気持ちの悪い素材を選び。

 

はてさて、上から下までポリエステルが良いのか?

 

はたまた、綿づくしが良いものなのか?

 

それはその人の人生に大きく影響される素材選びになるだろう。

 

 

子供たちやスポーツで日頃から汗をかく人々には、やはり汗による不快さを少しでも解消してくれるのが

 

速乾素材でもあるポリエステルやポリウレタンだろう。

 

そして、日頃から汗をあまりかかずに暮らす場合は、

 

何といっても洗濯耐久性の優れた綿素材は欠かせない。

 

そして、私の愛するメリウールという天然素材は、

 

とにかく毛玉が出来やすく耐久性が弱いのが玉にキズではあるが

 

保温性能と肌触りと若干の汗なら快適に過ごせる着心地ならこれが一番であろう。

 

しかし、耐久性がどうしようもなく悪い。

 

だから混紡した製品が多いのも仕方がないだろう。

 

そんな中で、名だたるメーカーがトランクス一枚に4000円から

 

スマートウールというメーカーだと12000円という、私にしてみればボッタクリに近い金額設定は

 

如何ともし難く、そして手も足も出ない。

 

 

登山用の靴下は仕方がなくスマートウール製だが、アンダーウェアーに関しては、

 

この度は懐事情によってワークマンを選んだ。

 

 

一通りのネットでメーカーを値踏みした後での、1000円を切る設定は破格にしか見えない。

 

そんな涎を垂らしながら息を粗くワークマンに向かうと、さっそく棚に目的のそれはあった。

 

 

サイズを選択して黒を選んだつもりが、帰ってきたらグレー色で少しばかりがっかりでもあるが、

 

そこで何故に黒色ばかりを選んでしまうのかを考えてしまい、

 

このブログを書く事のきっかけとなったのである。

 

 

以前より登山ガイドに、あなたのように上から下まで全て黒色の服装をしている人が

 

一番ツキノワグマに襲われる危険性があるのですよ・・・

 

何故だか黒色に熊は反応するみたいなんです。

 

次回からは、全身黒一色は避けてきてくださいと云われてから

 

その時以来、なるべく登山服は派手派手な原色カラーを選び、

 

登山用ザックも別色の原色のカラーにしてきました。

 

 

最近は登山ウェアーは恥ずかしさに慣れてきたのですが、

 

どうしてもアンダーウェアーに関しては地味になりがちなのです。

 

 

だからと云って赤色にはまだ早いし、

 

白色は自分の心のドス黒さとのギャップで、ウソを表現しているみたいで何やら恥ずかしいし、

 

そして、無難なグレーや紺色は生理的に何故だか避けてしまうきらいがあるのです。

 

 

Tシャツなら原色ブルーは良く着るのですが、トランクスまで原色では、

 

アダルトビデオの男優でもないのだから履くのに抵抗があるのです。

 

そんな原色のアンダーウェアーを着ているおじさんが温泉施設に居たなら怪しくて仕方がないでしょう。

 

故に、トランクスは結果、黒色になってしまうのです。

 

 

とかくマスクの黒色は目立ちますが、

 

あれも、このトランクス同様に白色は恥ずかしいと思う心の表れではないでしょうか?

 

 

つまり、白色や黒色と云うのは、無難な色選びであり、おしゃれ度が全くないことを意味します。

 

 

だからと云って紫色や赤色と云うのも、浮いた存在となり得てしまうから、仕方がなく黒色にするのです。

 

 

ここら辺の心理を服飾関連の専門家に聞いてみたいところではあるのですが、

 

私の周りにそういう人々が誰もいないので、常に服選びには迷ってしまいます。

 

 

みなさまはどのようにして色を、お選びでしょうか?

 

多少は私と同じく、黒色一色で染まっている方も多いはずですが。

 

そんな誰かを代表し書いてみました。

 

 

いつかアダルトビデオの男優張りにテカテカの鮮やかなパンツを履けることを夢見て・・・。

 

 

 

本日もご覧いただきましてありがとうございました。