動物であるが故の承認欲求世界 | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

承認欲求という言葉は、最近よく聞かれるようになってきました。

 

人に認められたい、

 

褒めて欲しい、

 

いいねボタンが欲しい、

 

自分を価値ある人間として認めたい。

 

えっ何で!?.

 

これだけやっても褒めてもらえない?

 

これだけ努力しているのにいいね数が増えない。

 

やっぱり自分は何の為に生きているんだろう!?って。

 

 

 

猫の癒し動画を見ていて、人間に寄り添ってきてかわいいポーズや仕草が人間にとってみれば

 

甘えているようにも見え、その甘えを許している人間の心豊かな行動に、視聴者は共感や安らぎを覚え

 

繰り返し見てしまう。

 

↓完全に俺は人間だと云わんばかりの癒し動画

 

これは自分が甘えをユーチューブの他者に

 

鏡写しのように置き換えて見ているからに他なりません。

 

つまり甘えたいという欲求の現われでもあるのです。

私の主観

 

全世界の人々がスマホを持ち、ソーシャルネットワークを使い、コミニケーションをとっており

 

 

そこには心が伝わらず、情報だけが伝わっていく。

 

 

そこに承認欲求の罠が潜んでいると思うのです。

 

 

友人たちと同じ時間を共有していると、例えるならキャンプやパチンコなどでは

 

勝った負けたで、お前はスゲーなとか?才能ねーんじゃない、もうそろそろ止めたらとか、

 

平気で相手を褒めたり・・・けなしたりしている。

 

この時に感情が揺さぶられて

 

承認欲求の芽となる部分が摘み取られていく。

 

 

またキャンプに於いても同様に、様々な作業を共同で行うことにより、お互いの甘えを出し合って

 

出来ないことは相手がやってくれる。

 

またお互いに馴れ合ってその芽が育たずに過ぎゆく。

 

 

リアルな人間コミニケーションの中に、承認欲求の芽を摘み取るシーンがいくつもあるのですが、

 

在宅リモートや自粛生活、孤独生活、独身生活の中で、湧き出る原始要求である承認欲求が

 

膨らんでいき、それに乗じてSNS・インスタ・ツイッター・アメブロなどが代頭し、

 

私を含めて多くの人々は、他人からの承認を求めてその世界に没入してしまう。

 

 

 

 

 

 

以前にもそのようなことがあったのであろうか?

 

 

アドラーの心理学では、承認欲求を否定しています。バイバイ

 

 

自分が自分の為に自分の人生を生きていないのであれば、

 

いったい誰が自分の為に生きてくれるのだろうか?

 

 

しかしながら現実は、他人が抱いた「こんな人であったら」という期待をなぞって生きていく

 

 

つまり、本当の自分を捨てて、他者の人生を生きることになる。

 

 

もし私が他者の為に生きていないとするならば、他者がまた自分が願うように生きてもらえない

 

・・・と怒ってみても、実はそれが当たり前な訳なのです。ガーン

 

つまり、

 

相手が自分の思うようにしてくれるということは、同時に自分の人生を殺して

 

私の為に生きてくれているという意味でもあります。・・よね。ハッ

 

 

 

指標になる他者の為に生きる・・・それが神だった。

 
 
 

誰も私を見てくれていなくても、神様だけはいつも私を見てくれている。

 

だから善い行いをしなければならない。

 

 

神様を見た事も会ったことも無いのに。

 

 

何を言いたいかというと、人の為に生きているという建前で自分を押し殺して生きることは

 

会社などの組織で働くという意味では都合がいい人間になるけれども、

 

 

退職年齢までそれを続けている場合、離職後の自由になった時、束の間の安泰の後に

 

何か不足しているような気になって、やはり誰かからの承認欲求を求めて働くかもしれないし、

 

ボランティアのように誰かの為に、誰かからいいねしてもらえるように生きてしまうのではないだろうか?

 

 

今、この瞬間から自分の為に生きるという事が出来れば、幸せになれるというのに。

 

 

全世界の人々が、これからも承認欲求を求める限り、会社という組織は無くならず、

 

褒められる為に生きて、甘えの動画を見て癒されるという構図は

 

これから益々膨らんでいくに違いないと感じる今日この頃です。ニヤニヤ

 

ちょっと堅苦しくて、嚙み砕いた表現が出来なくてすみません。

 

自分自身を見つめてみて・・・WWWゲラゲラ

 

本日もご覧いただきましてありがとうございましたお願い