熊とのニアミス | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

本日、熊さんと遭遇してきました。ポーン

 

手漕ぎボートで、貸し切りの中、ギーコギーコと漕ぎながら、湖を進んでいると、下の図の 1 の付近で、

 

バシャーン、ガサゴソと音がしたのですが、鯉の産卵の叩きでもやっているんだろうなーと

 

思いながら・・何だったんだろう?・・・・・そして、釣りを続けます。

 

本日は、順調に3匹釣りました。

 

 

残念なのは、マラブーにかからず、海釣り用のウィリーで作ったものが、良かったのは・・・

 

何とも思い通りにいかない感じですが・・・結果オーライですグッ

 

午前中の隣のお兄さんは30匹以上は釣っているので、実力の差を見せつけられて、少し悔しいです。

 

一人になり、静かに釣りをしていると・・・・・

 

しばらくすると、今度は2番の方向からガサゴソ・・・ドドド・・・

 

この音って、カモシカかイノシシか熊か?

 

ちょっと!?、気になり始めました。はてなマーク

 

先ほど音のした1番の所へ、ボートで向かいます。

 

どんぐりが実っています。

 

あ~ なるほどね~

 

完全にこれを食べに来ていたんだーと理解しました。

 

 

あとは、これを食べるのは・・・・・猿か熊かのどちらか。笑い泣き

 

 

なぜ、断定できるかと云うと、鹿さんは、歩き方がゆっくりで、歩くところが決まっています。

 

音もカサ・・・・カサ・・・・と枯葉を踏む足音が特徴です。

 

逃げるときは軽やかなステップで鹿だ!ってすぐに分かる足音です。

 

イノシシは、尾根上の所の先端までは来ません。足音もしません。堀跡もありません。

 

猿は集団行動をするので、複数の木が揺れて移動します。顔も見れるし、鳴き声ですぐに分かります。

 

残すは・・・・・・・熊さんですね。パンチ!

 

 

 

 

どれどれ・・いるかなーと、尾根の先端に近寄ってみると、

 

3番の付近が・・・枝と木の揺れが移動していくのが確認できます。

 

土を蹴る音はします。

 

私が近寄ると、一旦隠れて向こうからはこちらが見えるようで・・・様子を見ているようですが、

 

こちらはまだ姿を確認していませんので、熊と確信を持ったわけではありません。

岸から5mほど離れて、目を凝らして・・・・ジーと様子を見ると、黒いものが見える気がしました目

 

目の錯覚かで、木の切り株を見たのかと思い、ボートを近寄せてみると、

 

ガサゴソと音を立てて姿が消えて行きました。

 

よくよく見てみると・・・・そこは、獣道みたいに土が露出して、道が出来ていました。

 

 

 

こんな所に、人が入ってくる訳ないしなー???と考えていたら、

 

 

フン!ウウォー!うなり声がして!!

 

先ほど黒い影を見たところを見ると、

 

大きな・・・おそらく2mクラスのツキノワグマ私を見ていますゲッソリ

 

俺の餌場に来るな!と言っている唸りです。

 

これ以上近づけば、襲われます。

 

もしかしたら、湖に入ってくる可能性もあるので、手漕ぎボートを岸から離して距離を取ります。

 

7m・・・10mと手漕ぎなので、時間はかかりますが、いざ熊が水に入って、こちらを襲う可能性も

 

捨てきれませんので、興味はありましたが、安全第一です。

笑い泣き

次第に、恐怖心とニアミスですよねーと実感が沸き始め・・・

 

一生懸命漕いで釣りを止めて戻りました。

 

管理人にその話をすると、死んだ魚を食べるんじゃないかはてなマークと言ってましたが、

 

尾根の獣道を考えると、恐らく、木の実を毎年食べにくるので、足跡が付いたのだと思います。

 

いずれにせよ、無事に帰って来れて良かった~です。

 

今日で、人生3回目の熊さんとの遭遇でしたが、ボートだったので、何故だか安心感は絶大でした。

 

しかし、今回のツキノワグマは大きかったよー過去一かもしれないです。

 

久々に唸り声が迫力があって、特にフンッて鼻息を吐いた音は、完全に勝てる気がしませんでした。

 

何故、分かるのかと云うと、登別クマ牧場や他の場所での熊の声と違い、

 

過去に2回遭っている経験から、警戒心を表わしているのがすぐに分かるのです。

 

きっと、人間を襲う時は、音を出しませんよ。いきなり来ます。

 

そんな感じで、安全を確保するには、まず距離を作るという行動が一番大事です。

 

唸り声は距離をもう少し持て!と言っているような音なのです。(自己判断です)

体重は200Kg以上はあると思うけど、瞬発力が凄くて、地面からドッドッドッ!って音がして

 

数秒で10mも尾根を駆け上がれる力は、想像以上の迫力でした。

 

サーキット用のバイクと同じ重さが、瞬間移動できるってパワーを持っているんですからね~

 

そう云えば・・・・一番初めのバッッシャーン!バチャバチャ。の音は・・・・

 

もしかしたら、熊さんが、ドングリの実を食べるために細い枝まで、伝わって来たのだが・・・

 

水面に落ちてしまった音で、慌てて陸に戻った音だとすれば合点がいく。

 

そして、また戻ってくるという事は、やはり先ほどの私が写真を撮ったドングリを何とかして食べたい

 

という執着心の強さが、熊ならでは・・・・なので納得がいく。

 

山から聞こえる色々な音は、生き物の営みの音。

 

人間が気が付かないだけで、あとで考えてみれば全てつじつまが合うように出来ているのだ。

 

納得だなー。(*p゚ェ゚q)ゥン

 

※ 山で注意の音! 1 それは枯れ枝がパキッ!とたま~に聞こえる時は、100m付近に居ます。

 

地面を移動するときに、たまたま枯れ枝を踏んでしまうのです。

 

2 木に登る時は、ドン!ど大きな木が揺れます。かぎ爪で木に爪を立てて登る為です。

 

 3 気配を察知したときは、慌てて移動するか、ジーとこちらを見つめています。

 

その時は地面からの重ーい獣臭がしまうので、すぐに離れましょう。

 

 

人間の住む真近にこんな大きいのが居て、これからも駆除しないで増え続けていくのなら、

 

必ず人身事故は起こるんだろうなーと改めて考えさせられます。

 

人口減少、少子高齢化、山里管理不足による弊害。

 

害獣との関わり方など、など、これから全国的に表面化する問題だろうなと思いながら

 

帰路につきました。

 

そして、帰ってきて、さっそく調理して食べながらブログ書いています。チョキ

 

本日のメニューは・・・塩コショウバターソテーと角ハイボールで、晩酌です。爆笑

 

 

本日もご覧いただきまして、ありがとうございました。お願い